関係機関
全近かつ協総会 新役員決定
成22年5月4日(火)から9日(日)までの6日間、全近かつ協が主催する漁船マルシップ制度対策協議会のジャカルタ開催にともない、マルシップ船員の母国インドネシアを訪問した。全近かつ関係者14名(本県からは2名)が参加した。行程は全日海ジャカルタ代表部への表敬訪問に始まり、現地マンニング会社の訓練施設などを見学し、5月7日に開催された「漁船マルシップ制度対策協議会」に臨んだ。
本職は初めてのインドネシア訪問であり、車と単車の多さと無法とも思える道路事情に圧倒されながら宿泊先であるホテルグランマハカムに到着した。道路については3車線ほどの幹線道路に5列ほどの車が並びクラクションを鳴らしながら車が割り込んでくる。車間距離は無いに等しい。その間隙を縫って単車(100〜125ccでほとんどが二人乗り)が前後左右からつっこんでくる。果ては人が車を止めながら横断してくる。信号に止まると物売りや物乞いが車に近づいてくる。交通安全がしみこんだ日本人ではとうてい運転できるものではないと実感した。また中日には、雨が降り30分ほどの雨で道路が濁流と化した。高層ビルが建ち並ぶジャカルタ市内は大都会であるが少し離れると、発展途上の顔がのぞく。ホテルをはじめ、至る所に銃を持った警備員が立ち、治安にも一抹の不安がよぎった。
5月6日(木)全日海ジャカルタ代表部訪問し、姫路代表より話を聞いた。姫路代表には今回の訪問に於いていろいろな手配などご苦労をいただ来ましたことを感謝致します。
全日海ジャカルタ代表部は労働組合として登記している。インドネシア船員の苦情処理の窓口になっている。現地マンニングと契約等は行っていない。脱船逃亡は減っているが0ではない。我々としても出来る範囲で手伝う。何かあったら連絡してもらいたい。インドネシアから4,000〜5,000名が派遣されている。日本に行くと決まった子に対して事前説明をするなど、毎日現地マンニングと連絡を取っているとのこと。
現地マンニング会社訪問。現地マンニングの関係は右表の通り
邦人マンニング会社 現地マンニング会社
三高水産 エサ・ナガ
セカイ・ヒカリ
航洋 マップ
ヌサンタラ貿易 ホトジマ・ツナ・インドネシア
ユニバーサル バジャ・バハテラマス・セガラ
セントラル アデンダ・マリオ・マンデリ
現地マンニングの関係

5月7日(金)
SEKAI HIKARI(三高水産)研修所

研修は年1回不定期で開催。今いる子達は3期生である。何らかの船に乗った経験者中卒以上。体格ではねていない。健康チェックは実施している。
2階 15名 日本語研修 3ヶ月 泊まり込み 乗船経験なし
3階 宿泊所
屋上 実技訓練 15名 乗船経験者
枝縄の手繰りを2グループに分かれ実施していた。
時間の遅い子、縄繰りの悪い子は腕立て伏せ

(同行船主談)日本語の先生に聞いたが、以前の生徒と比べ覚えが悪くなっている
手繰りはやらない。ブランリールの使い方や、日本船のビデオを見せてはどうか。リール式、籠式。作業毎に分けて

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