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日向市漁協シェルナース実験

細島港に試験設置 生物共生型構造物への取組み

成22年3月に日向市細島港内に仮置きされているコンクリートケーソン(沖防波堤用)に、5種類のシェルナース基質を取付け、港湾や漁港での効果を調べる実験を開始しました。海洋構造物の垂直面に基質を取付ける試みは全国で初めてになります。
垂直面に生物の生息場所を創出することで、港湾や漁港内部の生態系の底上げを図り、水産資源の増産生物多様性の向上、環境改善の可能性を検証します。

対象となるケーソン

取り付けるシェルナース基質

垂直面に取り付けたシェルナース基質

JFシェルナースによる生物共生型の港湾施設

Fシェルナースは漁場整備における魚礁や増殖礁、藻場礁としての実績が豊富ですが、この技術は港湾・漁港などにも応用ができます。 防波堤や周辺海域に設置することにより、静穏な港内の環境を活かした生物共生型の港湾となります。 近場でイセエビやアワビ、カサゴ、ハタ類などの魚介類を増やすことで、漁場も近くなり燃油の節約や高齢者も気軽に漁に出られる環境をつくります。
JFシェルナースによる生物共生型港湾施設のイメージ
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