年頭のごあいさつ
宮崎県漁協青壮年部連絡協議会 会長 高橋 晃
高橋 晃
成23年の年頭にあたり、謹んで新春のお慶びを申し上げます。
当漁業信用基金協会の業務運営につきましては、常日頃格別のご協力を賜り、厚くお礼を申し上げます。
 本会は設立以来57年を経過いたしましたが、この間、地方公共団体並びに関係機関のご指導・ご援助と会員各位のご協力によりまして、保証累計額も783億円を超え信用補完制度として本県水産金融の円滑化に貢献することができたのではないかと感じている次第でございます。
 さて、ご承知の通り、水産業を取り巻く環境は日々厳しさを増してきており、このため国では、燃油高・資材高騰や魚価安の影響から資金繰りに窮しておられる中小漁業者等の資金繰りを円滑にすることを目的に、平成21年度と平成22年度の2カ年事業として漁業緊急保証対策を実施しており、昨年末における本会の保証額は43億円を超え、これは全国42協会中6番目の実績となっております。
 特に、当事業の目的に沿うため負債整理資金の保証には積極的に取り組み、その保証額は33億円を超えるに至りました。
 この間の事務処理等につきましては、関係機関の皆様のご協力を賜り、この機会にあらためてお礼を申し上げます。
 当事業の特徴は、借入される漁業者の皆様が一番ご苦労される担保・保証人について一定金額までは条件緩和が措置されたことにあり、その効果が非常に大きかったことから、当事業実施終了後も担保・保証人の条件については、従来の徴求基準を緩和できる新規事業の創設を国に求めているところでございます。
 基金協会は制度上、出資金等基金の運用益で経営を行っておりますが、日銀が昨年10月に「包括的な金融緩和政策」を決定し、4年3カ月ぶりにゼロ金利に戻したことから、今後も厳しい経営を余儀なくされる状況にあります。
 このため本会では会員である市・町と将来的に積極的な保証ができる方策について協議を行っております。
 また、低金利政策の継続は出資金の少ない協会にとっては体力の消耗が避けられず、加えてマンパワ―の不足も解消できないことから、平成22年度から協会の合併について検討会が行われることになりました。
 本会としてもこの検討会に参加し、漁業者の皆様の負託に十分応えていけるための課題の明確化及びその克服方策の実現に全力を傾注して参ります。
 年頭にあたりまして、皆様のご健勝と操業の安全、豊漁をお祈り申し上げ新年の挨拶といたします。
宮崎県漁協青壮年部連絡協議会 会長 浜本将太
横山 幸三
んで新春のお慶びを申し上げます。
旧年中は各漁協青壮年部の皆様方をはじめ、系統団体や行政の皆様方には多大なご協力、ご高配を賜り誠にありがとうございました。書面を借りてお礼を申し上げます。本年もより一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう心からお願い申し上げます。
 私たち漁青連は、現在の水産業界の厳しい現状を乗り切るため、若い力と知恵を出し合い、漁協・関係団体と協力体制のもと一丸となって邁進し、漁業・漁村の活性化に寄与したいと考えております。そこで研修会の開催等によりリーダーシップのとれる青壮年部員の養成に努めております。
 昨年は、本会の創立50周年を記念し、11月19日に記念大会を開催しました。多くの方にご参集、お祝いの言葉をいただきまして改めてお礼申し上げます。
 大会では、記念講演として独立行政法人 水産大学校の大谷講師を迎え「漁業と異業種の連携のすすめ」と題して講演いただきました。全国でも様々な異業種との交流により様々な取組みの紹介がありました。異業種とのそれぞれが持つ資源を相互利用して新たなビジネスモデルの構築を行っており、本県においても今後の活動の参考となる講演でした。

 さて、現在の漁業現場では、漁業者の自助努力だけでは解決できない問題が山積しておりますが、私たち漁協青壮年部員が柔軟な発想と若い力を集結して、本県水産業の発展に努力し、先輩方が残してくださった本県の漁業を後世まで受け継いでいく使命があると思っております。
 漁青連及び各漁協青壮年部活動をより一層活性化させ、強固な組織としていくために、今後とも皆様方のご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
 最後になりましたが、皆様のご健康、航海の安全、そして大漁を祈念しまして年頭の挨拶と致します。

GREETING