漁政
海幸彦インタビュー

■浦城、須美江がアワビの養殖に向いている理由は?

もともと天然のアワビが棲んでいる海なんです。
それがエサの海藻が減り、アワビが減ってしまいました。今は、エサをやることで育てていますが、今後は環境が少しでも回復するような取り組みを考えていきたいです。

■「宮崎一口あわび 浦の恵」のいいところを教えてください。

養殖の良さは、同じサイズのものをたくさん欲しいというニーズに応えることができること。
例えば結婚式の料理など、サイズが同じでないと困りますからね。
また、寿司のネタにするにも、小さいので使い切りができます。柔らかくて味もいいので、喜ばれます。やっぱり生がおいしいですよ。

■今後の期待、楽しみはありますか?

ここまでで生産率は実証できたので、これからどんどん生産量を増やしていきたいですね。 今はまだ活魚槽などの設備が整っていないので、小売りをすることができませんが、料理屋からは次々に問い合わせがあります。水産品ブランドにも認定されて、作れば売れる手応えがあります。 経営面からいうと、今の巻き網や定置網を続けながら、その合間にできるので、リスクが少ないんです。 しかも、管理は割と簡単ですから、誘いやすいですね。副業として呼びかけ、仲間を増やしたいです。
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