編集室
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けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。
 さて、皆さん昨年はどのような年だったでしょうか。私は、年始から中頃まではゆったりと過ごしていましたが、中頃から年末にかけて異動に結婚と非常にバタバタしてあっという間の一年でした。
 今年の1月で本所勤務になって4ヶ月になりますが、まだまだ足を引っ張り、迷惑をかけています。早く仕事に慣れ、皆さんに迷惑をかけないよう本年も頑張りたいと思います。
 昨年は、中国餃子問題・汚染米偽装販売事件と年始から私達の食生活を脅かすような事件がありました。
 冷凍餃子と言えば、皆さんも食べたことがあると思います。冷凍食品自体、お弁当に入れたり、お酒のおつまみにしたりと食べ方はいろいろありますからね。
 この冷凍餃子の問題があってからは、買い物をするときに生産国・輸出国が中国ではないかと製品の袋の裏をチェックしながら買い物をされる方もたくさんいたと思います。安全性を考えて買うのは良いのですが、やはり価格が気持ち高いですね。また、汚染米偽装販売事件。米を粉にする段階などで偽装し、加工食品の原料として販売したり、汚染されていない米に混ぜたりして細かな偽装を重ね収益を上げた事実が明らかになりました。細かな偽装ということは、量が少なくても大量に偽装が起こっているということで、卸した先が転売を行っていたりと流通ルートがかなり複雑になっていたりと事件が大がかりになっているようです。
 価格が高いといえば、原油の高騰、物価高拡大により、ますます私たちの生活が圧迫されるものとなりました。ガソリンは年末にかけて急激に下がりました。実際、昨年の12月中頃には1リッター92円という県もありました。1000円で10リッター以上入るのです。うれしい限りです。
 漁船に使用されるA重油も、7月・8月をピークに徐々値下げ止まってましたが、漁業経営のにとりましては、まだまだ高水準で推移しています7月に、東京の日比谷野外音楽堂に於いて全国の漁業者3600名が集結し「漁業経営危機全国漁民大会」を開催し燃油高騰により出漁出来ない漁業の現状を強くアピールしました。また、大会に併せて全国の漁船20万隻が参加し一斉休漁を実施し、国民に理解を求め、政府に対して声を上げました。
 また、不漁の原因に、地球温暖化の影響が考えられますが、異常と言えば昨年は結局台風は上陸しませんでしたね。災害の元が来ないのはいい反面、四国の水不足などを考えると深刻な事態でもあります。
 今年も漁業を取り巻く環境は厳し事と思います。しかし、業界・漁業者が一丸となり解決を図っていかなければならないと思料します。
 最後に、皆様のご活躍と操業の安全、大漁を心からご祈念申し上げます。
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