まず、平成21年3月31日までに、漁船保険の根幹をなします義務加入制度の更新をすることになっていますところから、本県漁船は従来どおり全船が保険料の国庫負担が受けられるよう更新手続きの万全を期してまいりたいと存じます。
また、厳しい漁業情勢に対処するため、昨年度に引き続き船主責任保険(基本損害)の料率の引き下げを予定しております。
その他、毎年3年間無事故継続加入漁船に対し、漁船保険中央会から助成を受け報償金を交付するほか、当組合からの無事戻金を併せて交付しておりますが、平成20年度からこれまで交付対象外であった小額保険料の漁船に対しましても交付する等改善し、無事故奨励を進めて参りたいと存じます。
よって、新年度も前年同様「稼働動力漁船の全船加入、漁船事故、特に自動操舵使用時の見張りの徹底と操業時の安全対策、乗船中の救命胴衣の着用の励行と保険金の早期支払い」を最重点施策といたしまして、業務の推進に努め漁船事故による損害の復旧と船主等の諸種の負担を軽減して漁業経営の安定に資するという本組合の使命達成のため全力を尽くす所存でございますので、何卒皆様方のご協力を賜りますようお願い申し上げます。
年頭にあたりまして、皆様方のご健康と操業の安全並びに豊漁をお祈り申し上げご挨拶といたします。 |