全国の漁村の皆様、明けましておめでとうございます。
新春にあたり、皆様の本年のご多幸を心よりご祈念申し上げます。
昨年は、燃油価格の異常な高騰に加え、サブプライム問題に端を発した世界的な金融危機など、漁業を取り巻く環境がより一層厳しさを増した年でした。加えて、引き続く水産資源の悪化、魚価の低迷、異常な気象・海況による自然災害などにより、わが国の漁業は今まで以上に厳しい状況に直面しております。
こうした中で、国はJFグループをはじめとする漁業界からの強い要請を受け、平成20年度補正予算で「水産業燃油高騰緊急対策」を実施するなど、漁業経営の存続に向けて強力な取り組みを行っているところです。
このような状況のもと、漁業経営のセーフティネットとしてさらに重要性を増している「ぎょさい」の加入推進につきましては、関係機関等との強力な連携のもと、加入目標の達成に向けて全力で取り組んでまいりました結果、「浜を守る!ぎょさい総加入運動」2年目の平成19年度は共済金額4,053億円と、「ぎょさい」史上初の4,000億円を超える加入実績を上げることができました。
さらに、運動最終年度の平成20 年度には、新たな漁業経営安定対策事業としてスタートを切りました「積立ぷらす」におきましては、漁協系統、行政、ぎょさい団体が一体となった取り組みがすすめられており、「ぎょさい」加入と併せた漁業経営安定機能の一層の強化が図られているところです。
3年間にわたる「浜を守る!ぎょさい総加入運動」も余すところあと3ヶ月となりましたが、私どもぎょさい団体は、運動目標達成に向けて全力を挙げて推進活動を展開してまいります。併せて、平成21年度から実施を予定しております新しい加入推進運動でも、「ぎょさい」のより一層の普遍的加入を目指して、全力を挙げて取り組む所存であります。 |