編集室
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けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
また、いつも「水産宮崎」をご覧いただきありがとうございます。
 「水産宮崎」の担当となり、早いもので3年が経過致しました。担当になった当初と比べると、「石の上にも三年」ということわざがあるように、今ではすっかり板についてきたように思えます。また、昨年も多くの方々の協力を得てなんとか新年号にたどり着くことができました。協力いただいた方々にこの場を借りてお礼申し上げます。
 さて、昨年は5月20日に県下漁業者及び漁業関係者約380名参加の下「燃油高騰対策緊急決起大会」を開催し、円安の進行による燃油価格のさらなる上昇について漁業の現状を訴えるとともに、水産物の安定供給を果たすための緊急支援について決議を行いました。また、29日には東京都の日比谷野外音楽堂で開催された「我が国漁業の存続を求める全国漁業代表者集会」に本県から代表者31名が出席し、燃油高騰への対策を声高に訴えました。その結果、漁業経営セーフティーネット構築事業において、漁業用燃油緊急特別対策が拡充され、補填金が増額されるという成果が見られました。しかし、その後も円安による燃油価格の高止まりは続き、漁業者は大変厳しい状況におかれております。
 また、4月10日に漁業者の声も反映されぬまま「日台漁業取り決めが」締結されたことにより、今日まで操業していた大事な漁場で台湾船との競合が激化し、このままだと漁場を奪われかねない状況にあります。
 このように漁業を取り巻く環境は年々厳しくなり、本県の漁業現場におきましても、上げれば切りがない問題が山積みとなっております。今年も厳しい一年になることが予想されますが、業界・漁業者が一丸となり解決を図っていかなければならないと思料します。
 最後に皆様方の健康と操業の安全、大漁をご祈念いたしまして、私の新年の挨拶と返させて頂きます。
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