平成26年度 事業運営構想
販売事業
殖魚の主力であるカンパチは、急激な浜値高騰や一時的な出荷サイズ不足により、川下のカンパチ離れが進んでいる状況となっている、今後については刺身商材をカンパチへ戻す動きが出てきていることから、今後とも注視し既存得意先を中心に営業を強化し、取扱量の更なる増加に努めて参りたい。
 また、養殖漁家は、依然として餌飼料の高値安定が続いており、厳しい経営を強いられていることから、引き続き安全で安価な餌料確保を図りたい。
 鮮魚・活魚については、昨年構築した県内産地から韓国に向けた出荷も順調に推移し、浜値の底支えができている。今後とも新たな、流通ルートを構築し、確保することで取扱量の増加に努めて参りたい。
 養殖種苗の稚アジについては、多くの需要があることから、県内漁業者をはじめ、関係先からの情報収集をおこない安定的な取り扱いに努めて参りたい。
 水産加工品については、全漁連との連携や、県外の新規販路を開拓し多獲性魚の一次加工を行う地元仲買等の協力により、今後とも各地で行われる「宮崎フェアー」への対応をおこない、取扱量の増加に努めて参りたい。
 また、宮崎県内漁業協同組合及び系統組織機能・基盤強化推進協議会が進めるアクションプラン、さらに新たな販売先開拓のため、県が進める「みやざき東アジア経済交流戦略」についても、漁協、県と連携を図り取り組んで参りたい。
 「いきいき宮崎のさかなブランド確立推進協議会」との連携については、県内外の流通情報の収集、量販店等への水産物のPR強化に努めて参りたい。

推進事項

  1. JF全漁連との事業提携による取扱推進
  2. いきいき宮崎のさかなブランド確立推進協議会との連携強化
  3. 養殖魚類の高品質化及びブランド化の推進
  4. 活魚・鮮魚、加工品等の取扱推進
  5. 養殖種苗・餌料、加工原料等の安定供給の推進
  6. 機能・基盤強化推進アクションプランへの対応

平成25年度見込み及び平成26年度計画

製氷事業
氷事業は、旋網漁業、大型定置網漁業、かつお一本釣漁業が好調であったため氷の需要が増加したが、全体的な氷の需要は厳しい経営環境下にある。
 このような中、本会としては、製氷工場施設の合理化を図り経営改善に努めているところである。
 平成26年度は、諸施設の能力を効率的に稼働し、需給の円滑化に努め漁業者の負託に応えて参りたい。

推進事項

  1. 漁期前適正在庫の保有
  2. 員内工場間の需給対策
  3. 合理的運営によるコストの引き下げ
  4. 工場の保安管理と安全対策
  5. 機能・基盤強化推進アクションプランへの対応

組合別計画工場別計画

利用事業
I.筏整備事業
整備事業は、海上での人命の安全確保のため、膨脹式救命いかだ及びGMDSS関連機器の整備を行っている。
 従って、点検整備にあたっては技術を練磨し整備規程を遵守して完全整備に努め、漁船員に対しては緊急時に充分なる対応ができるよう取扱指導を実施して参りたい。

推進事項

  1. 完全整備の遵守
  2. 漁船員に対する取扱指導の徹底
  3. GMDSS関連機器の点検整備

平成25年度見込み及び平成26年度取扱計画

II. 職業紹介事業
宮崎県漁業就業者確保育成センター内に設置した「無料職業紹介所」の運営を継続し、漁船員の確保に努めて参りたい。
(ア)漁業現場での求人情報の収集
(イ)漁業就業希望者からの問い合わせ対応及び求人情報の発信
※4月〜10月の問い合わせ件数 50件
MANAGEMENT PLAN