海幸彦
第11回シーフード料理コンクール農林水産大臣賞受賞 福永 悠太氏
今回は11月28日、東京で開催された第11回シーフード料理コンクール(全漁連主催)において最優秀賞である農林水産大臣賞を受賞された日南学園高校調理科2年 福永悠太さん、同校調理科教員 倉永先生にお話を伺いました。

今回の受賞おめでとうございます。
受賞されました「南の国からアボカドに乗ってやってきたかつおくん」のネーミングの由来を教えてください。

(福永さん)ネーミングは面白いものにしたいと思っていました。アボカドソースをのせて南国風にしたのでこのネーミングにしました。

全国コンクールに出場していかがでしたか?

(福永さん)はじまる前は緊張して不安でしたが、実技が始まったら普段やっていることが体に染みついているので自分の力が発揮出来たと思います。また、宮崎の大会で時間に余裕があったので、全国コンクールではカツオをまるごと捌いてみようと思い、放課後時間に間に合うよう練習しました。学校の先生方にもご協力いただき、カツオをたくさん捌くことが出来ました。
(倉永先生)今回は本校から2名出場させていただきました。約4,000通とたくさんの応募と、「プロを目指す学生の部」もすばらしい作品が多かったので、総合しては難しいかなと・・その中で賞を頂くことが出来て本当にビックリしました。実は今回のシーフード料理コンクールが福永くんの初めてのコンクール挑戦だったんです。

初めてのコンクール挑戦で、農林水産大臣賞受賞、すごいですね!

(倉永先生)福永くんは料理研究部にも所属しています。研究部ではメニューを考えたりしています。学校でも旬のもの、地元のものをを優先的に食材として使っています。伊勢エビを1人1匹ずつ捌くこともあるんですよ。
「南の国から・・・」は近海かつお一本釣り漁獲高日本一を誇る本県にぴったりのメニューだと思います。

今回の受賞作品「南の国からアボカドに乗ってやってきたカツオくん」を家庭で作る時のポイントは?

(福永さん)カツオをトマトジュースで煮る時にゆっくり煮た方がとろみがついておいしく出来上がると思います。
実際に試食をしてみると、かつおの柔らかさにビックリ、またアボカドソースもおいしくサラダやタルタルソースのかわりに使える万能ソースでした。

これからの目標を教えてください。 

(福永さん)他のコンクールにも挑戦してまた賞を獲りたいです。
(倉永先生)日南学園では、1年生は週1回基礎を、2年生では和食・洋食を週2回、3年生では洋食・集団調理を週2回行っています。コンクールの応募をきっかけに生徒達がすばらしい料理人になってくれることを願っています。
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