日ごろから当試験場の試験研究にご協力をいただき、厚くお礼申し上げます。
水産試験場は、平成17年度から主に海面を担当する資源部、増殖部、生物利用部の3部と内水面を担当する1分場体制をとり、資源部は「漁業の効率化と資源の適正管理のために」、増殖部は「豊かな海づくりのために」、生物利用部は「水産物の安全性と品質向上のために」、小林分場は「内水面の多面的機能の活用のために」をキーワードに試験研究に取り組んでいます。
平成19年度の試験研究課題は、前年度に「持続的生産技術開発」に関する研究5課題と「安全で安心して消費できる水産物の安定供給技術の開発」に関する研究2課題、「生態系や環境に配慮した生産技術の開発」に関する研究4課題、計11課題を終了させ、新たに、○資源回復計画検討対象種の資源生態に関する研究、○主要浮魚類の漁場形成要因の把握による今日の漁場予測技術の開発、○アカアマダイ放流による生物特性の把握、○養殖漁場等の環境把握と評価など6課題を加え、32課題の試験研究を実施しています。
平成18年度に終了しました11課題につきましては、県漁連指導部長、漁協青壮年部連絡協議会会長、漁村女性部連絡協議会副会長、水産加工業連絡協議会会長などの漁業関係者の皆様方と宮崎大学農学部教授等の学識経験者等で構成されます宮崎県農政水産部試験研究評価検討委員会等において、これらの試験研究で得られた結果が、現場で求められている成果となっているかの審査を頂きました。
結果、「ねらいどおりの成果があり活用が期待できるもの」9課題、「現段階では活用できないが継続することで期待できるもの」2課題と評価されました。
水産試験場では、これら試験研究で得られた成果は速やかに現地研修会や漁業者の皆様方の勉強会、あるいは普及技術員をとおして水産業の推進に活用していただけるよう努めているところです。
その一環として、試験研究の成果を広くご紹介し、関係者の皆様方からご意見を直接いただき、今後の研究の推進に活用することを目的に、標記発表会を毎年開催しております。
今年度は、平成20年1月17日(木)に下記のとおり開催しますので、お知らせします。 |