1 ＩＵＵ漁船の廃絶
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ＩＵＵまぐろはえなわ漁船廃絶対策は、平成15年11月のポジティブリスト制度の世界的実施により解決に向けて大きく前進し、その増隻に歯止めがかかったところであります。
この成果を更に確固たるものとするには、世界最大の刺身まぐろ市場国の責任として、ＩＵＵまぐろはえなわ漁船の防止・阻止・廃絶を確かなものとする努力を維持する必要があるため、次の事項について、要望します。 |
- 資源・市場安定のためのポジティブリスト対策の強化・拡充
- 残存するＩＵＵ漁船（外国大型まき網漁船を含む）の早期根絶とフィッシュロンダリング等の不当搬入の防止対策の強化
- （社）責任あるまぐろ漁業推進機構（ＯＰＲＴ）の運営や各種事業に対する支援措置の継続
- 国内外の中古まぐろはえなわ漁船をスクラップ処理とする仕組みの構築など、適正な処理対策の推進による新たなＩＵＵ漁船化の防止
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2 資源及び漁業管理体制の推進
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| 平成11年、ＦＡＯの行動計画に基づき2割（132隻）の減船を実施したにもかかわらず、世界の漁獲能力が増大し続けていることから、資源の持続的な利用と秩序ある操業を国際的に確保するために、より一層の強力な漁業外交に努めていただくとともに、次の措置を講ずるよう要望します。 |
- 「中西部太平洋まぐろ類条約（ＷＣＰＦＣ）」水域における台湾資本の超大型まき網漁船の早急な削減、資源に影響を与える禁止漁業（外国の大目流し網漁業等）の取締強化
- ＷＣＰＦＣ北部水域におけるかつお・まぐろを漁獲するまき網漁船に対するＶＭＳの早期導入及び資源状況等を考慮した国による漁業調整の円滑な推進
- ＦＡＯの行動計画に基づく資源に見合った必要な漁獲能力の削減のための国際合意の早急な形成と台湾漁船の確実な減船の実施
- 諸外国の大型まき網漁船の増隻及び大型化の抑止と無秩序な操業の阻止及び小型まぐろ類を大量に漁獲する集魚装置（ＦＡＤｓ）を使用した操業の禁止
- 国際規制逃れのための台湾等の小型まぐろはえなわ漁船（24メートル未満船）に対する管理の強化
- 蓄養・養殖用まぐろ種苗の無秩序な漁獲を禁止する国際的な資源管理体制の構築
- 漁業経営が維持・存続できるような漁獲枠の確保
- さめ類がワシントン条約による国際取引や公海からの持ち込みの禁止の対象種とならないように日本が先導的役割を果たすとともに、科学的な調査に基づくさめ資源の持続的利用促進と国際的な資源管理体制の構築
- 海亀・海鳥の偶発的漁獲に対する科学や正論に基づかない過激な国際環境保護団体の圧力に対する適切な対応
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