水産宮崎 No.578 [漁政] 2007.12.01発行

全国近海かつお・まぐろ漁業協会では、11月9日、コープビル会議室において、4県代表者( 静岡・三重・高知・宮崎) 参加のもと、近海かつお漁業問題検討会を開催した。
　協議事項は次の通り

かつお資源の保護及び持続的利用を目的とした自主的漁獲規制について
気仙沼における水揚げ対策について
かつお資源を守る会について
まき網対策

県漁連では、去る11月20日県立都農高校においてかつおを使った料理講習会を開催した。
　県立都農高校では、3年生20名を対象に延岡市漁協女性部金井氏、都農漁協女性部吉川氏の指導により、かつおのたたき・かつお飯を調理した。
　かつお料理は初めての生徒ばかりで苦労したが、質問しながらも一生懸命に捌いていた。人数は少なかったが、とても元気なクラスで活気のある料理講習となった。試食では、魚の食べれない生徒が一人もいなくて、とても美味しいと好評だった。

宮崎県かつお漁業対策協議会では、11月26日、県南4組合(JF日南市・南郷・栄松・外浦)のかつお船主組合長及び委員、県議、日南市長、南郷町長、市町議会、市町担当者、県関係、漁連、信連、漁協長及び担当者、63名参加のもと、かつお一本釣漁業問題意見交換会をJF南郷　めいつ漁民センターに於いて開催した。
　会議は、かつお一本釣漁業における現状(燃油高騰・かつお資源の枯渇・漁場の競合・魚価安)を行政に訴え、かつお一本釣漁業の存続を図るために開催された。
　意見交換会の内容は次の通り

かつお一本釣漁業操業形態の流れ説明
本年度の操業状況報告
漁業情勢及び燃油価格高騰問題について
かつお資源及びまき網船問題について

　協議の結果、宮崎県かつお漁業対策協議会、宮崎県かつお・まぐろ漁業者協会、県南4組合(JF日南市・南郷・栄松・外浦)の連名で水産庁長官宛に要望書を提出する事で決定した。また、行政サイドからも並行して検討するとの言明を頂いた。