水産試験場
●最後に
赤潮の発生機構の解明については、これからも鋭意取り組んでいくこととしますが、まず出来ることとして定期的にモニタリング調査を行い有害プランクトンの早期発見と現場からの情報収集に努めることを継続してまいります。今後とも、海水の着色や異常を確認された場合は、水産試験場(0985-65-1511)又は地元振興局(東臼杵農林振興局:0982-32-6135・南那珂農林振興局:0987-23-4312)まで御連絡ください。
一方、赤潮発生時の対策としては、一般的には餌止めと避難(生け簀の移動や沈下)がありますが、早期に餌止めを行い生け簀にむやみに近寄らないことが現実的な対策になると考えられます。原因プランクトンが警戒密度を下回るまで、いかに養魚をおとなしくさせておくかが重要となります。餌止めをするとしないとでは、へい死率に数倍も差があることは実験的にも確認されていますし、本年度のカレニア赤潮でアワビについても餌止めの効果が実証されました。
今後とも、ヘテロシグマとカレニアについては最大限の注意が必要です。
10日 平成24年度第1回儲かる漁業実現プロジェクト推進協議会(宮崎市)
21日 宮崎海区漁業調整委員会事例交付式(宮崎市)
第357回宮崎海区漁業調整委員会(宮崎市)
29日 第2回宮崎県資源評価委員会(宮崎市)
FISHERIES EXPERIMENT