漁連情報
連は、去る8月10日(金)水産会館において、県下漁協の参事及び購買・指導部門担当者を招集し、平成24年度の事業推進会議を開催した。
会議では、平成24年度の県下漁協の概要及び本会事業について説明すると共に本年度の系統全利用について会員の協力を強く要請した。
各事業の運営方針、推進事項は次のとおり

1.購買事業の運営方針

購買事業は、厳しい漁業環境に直面している漁業及び漁協経営に資するため適期に適正な価格でしかも良質品を安定的に供給し、漁業者の負託に答えてまいりたい。
従って、漁業生産資材の需要を的確に把握し、宮崎県漁協系統購買事業推進委員会と協調しながら組織を結集して全面系統利用を強力に推進してまいりたい。
◎重点推進事項
@需要の系統組織への集中化体制の確立
A適正価格と良質品の安定供給
B的確な情報収集と提供
C適正在庫による供給体制の円滑化
(1)石油事業の推進事項
  @適正価格と良質品の安定供給
  A石油情報の早期把握と提供
  B石油タンク施設の協同組合間相互利用
  C付属油の拡販対策
  D系統給油施設の点検整備の促進
  E海外基地及び洋上積みの円滑なる供給
(2)資材事業の推進事項
  @未利用資材の開拓
  A適正価格と安定供給
  B制度資金による舶用機器類等の系統全利用推進
  C餌飼料類の取扱推進
  D天然石鹸の普及推進
  Eシェルナース(魚礁)の取扱推進
  F舶用飲料水の取扱推進
  G情報の収集と提供
  H適正在庫の保持

2.販売事業の取扱方針

養殖カンパチは、市場の需要と生産者の供給量の調整を図り、価格の安定向上が望まれる。取扱量としては、増加しているが今後の景気動向はまだまだ不透明であり、消費減退になる可能性もあることから、市場での取扱量の確保に努めてまいりたい。
また、依然として餌飼料の高値安定が続いており、厳しい経営を強いられていることから、引き続き安全で安価な餌料確保に努めてまいりたい。
養殖種苗の稚アジについては、相手先のオファー数量は多いが、漁模様に影響されるため、関係先の情報収集に努め、安定的な取扱を図りたい。
JF全漁連との事業提携においては、本県内で漁獲される多獲鮮魚・活魚の販売や、安全で安価な養殖飼料の供給に努めてまいりたい。
魚乃里「ぎょれん丸」はオープンから6年目を迎え、今後も集客を高める方策を取ると共に、効率的な運営による経費の削減に努めてまいりたい。
推進事項
@JF全漁連との事業提携による取扱推進
Aいきいき宮崎のさかなブランド確立推進協議会との連携強化
B養殖魚類の高品質化及びブランド化の推進
C活魚・鮮魚、加工品等の取扱推進
D養殖種苗・餌料、加工原料等の安定供給の推進
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