平成24年度 事業運営構想
資材 材事業は、漁業生産資材及び生活資材の安定供給に努めている。しかしながら長引く景気の低迷等諸要因から取扱は全体的に低調に推移している。
平成24年度の取扱推進については、既存資材の利用促進及び未利用資材と新商品の開拓を図り、漁業の動向並びに流通・市況等を的確に把握して価格の抑制と安定供給に努めてまいりたい。

推進事項

  1. 未利用資材の開拓
  2. 価格の抑制と安定供給
  3. 制度資金による舶用機器類等の系統全利用推進
  4. 餌飼料類の取扱推進
  5. 天然石鹸の普及推進
  6. シェルナ−ス(魚礁)の取扱推進
  7. 舶用飲料水の取扱推進
  8. 情報の収集と提供
  9. 適正在庫の保持
販売事業
殖カンパチは、昨年始めからの高値推移にもかかわらず、市場の引き合いが強く、9月末に若干価格は下がったが、依然高値で推移しており、市場の需要と生産者の供給量の調整を図り、価格の安定が望まれる。 取扱量としては、増加しているが今後の景気動向はまだまだ不透明であり、消費減退になる可能性もあることから、市場での取扱量の確保に努めてまいりたい。 また養殖漁家は、依然として餌飼料の高値安定が続いており、きびしい経営を強いられている。引き続き安全で安価な餌料確保に努めてまいりたい。 養殖種苗の稚アジについては、相手先からのオファー数量は多いが、漁模様に影響されるため、関係先の情報収集に努め、安定的な取扱を図りたい。 JF全漁連との事業提携においては、本県内で漁獲される多獲魚の販売や、安全で安価な養殖餌料の供給に努めてまいりたい。 魚乃里『ぎょれん丸』はオープンし、まる5年目を迎えようとしているが、収支の改善が課題となっている。 平成24年度は、抜本的な改善を図り、収支のとれる業務体系を構築し、取扱計画の達成を目指したい。

推進事項

  1. JF全漁連との事業提携による取扱推進
  2. いきいき宮崎のさかなブランド確立推進協議会との連携強化
  3. 養殖魚類の高品質化及びブランド化の推進
  4. 活魚・鮮魚、加工品等の取扱推進
  5. 養殖種苗・餌料、加工原料等の安定供給の推進
製氷事業
氷事業は、旋網漁業の漁獲不振とかつお漁船の早期北上に伴う地元鮮魚出荷が低調で、氷の需要は漸減傾向にあり厳しい経営環境下にある。
このような中、本会としては、製氷工場施設の合理化を図り経営改善に努めているところである。
平成24年度は、諸施設の能力を効率的に稼働し、需給の円滑化に努め漁業者の負託に応えてまいりたい。

推進事項

  1. 漁期前適正在庫の保有
  2. 員内工場間の需給対策
  3. 合理的運営によるコストの引き下げ
  4. 工場の保安管理と安全対策
利用事業

整備事業は、海上での人命の安全確保のため、膨張式救命いかだ及びGMDSS関連機器の整備を行っている。
従って、点検整備にあたっては技術を錬磨し整備規程を遵守して完全整備に努め、漁船員に対しては緊急時に充分なる対応ができるよう取扱指導を実施してまいりたい。

推進事項

  1. 完全整備の遵守
  2. 漁船員に対する取扱指導の徹底
  3. GMDSS関連機器の点検整備

職業紹介事業

宮崎県漁業就業者確保育成センター内に設置した「無料職業紹介所」の運営を継続し、 漁船員の確保に努めて参りたい。

  • (ア)漁業現場での求人情報の収集
  • (イ)漁業就業希望者からの問い合わせ対応及び求人情報の発信
    ※4月〜10月の問い合わせ件数 25件
MANAGEMENT PLAN