新年を迎えるにあたり、あらためて、昨年3月11日に発生いたしました東日本大震災により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに被災された皆様に謹んでお見舞いを申し上げます。さらには、一日も早い漁業・漁村の復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。
さて、JF共済の事業基盤であります漁業・漁村を取り巻く環境が依然として大変厳しい状況にありますことは皆様ご承知のとおりで私が申し上げるまでもございません。
このような事業環境のもとJF共済では、昨年4月に施行された保険法等法制対応の措置や共済契約者保護の強化、新情報システム「まありんねっと」活用による提案型推進の促進、組合員全戸推進の展開を通じた共済事業実施体制の強化等を着実に進め、今後より一層、組合員や地域の皆様に安心してご利用いただける「JF共済」の構築のため県下各漁協と一体となって取り組んでまいらねばなりません。
現在、県推進本部では、本年度を初年度とする「今までも、これからもありがとう60年-JF共済3か年計画(平成23年度〜25年度)」の活動基本方針「@安心と納得のいく保障提供」「A万全な共済事業実施体制の確立」「B活力ある漁村・地域づくりのための支援」に基づき、「主役は浜である」との認識のもと、漁協役職員はもとより、女性部・青壮年部等のご協力により、漁協組織を挙げての推進活動が展開されるなど、各共済種目の完全達成に向けた取り組みを展開しているところでございます。
私たちJF共済は、本年も心を新たにして、海に生き、浜に生活する組合員・地域住民の「暮らしの保障」に万全を期すことを通じて、美しい海と漁業を守り、豊かに安心して暮らすことのできる魅力ある地域づくりに貢献してまいる所存でございます。どうか本年も、JF共済に対しまして、皆様の特段のご高配を賜りますようお願いを申し上げる次第でございます。
最後に、皆様方のご健勝と操業の安全及び大漁をご祈念申し上げまして、新年のご挨拶といたします。
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