海幸彦
海幸彦インタビュー

■束尾さん、青島のイセエビはどんな流通をするんですか?

特長はここでイセエビのセリを行わないことです。以前は愛媛県の漁協に頼んで買い取ってもらっていましたが、10年ほど前にキロ単価が大幅に下がったことがありました。その時に漁業者と話し合いをして、自分たちで獲ったものは自分たちの名前で売りたいということになりました。そこで、漁協が全てのイセエビを買い取って、漁協が直売所で売ったり、業者に売ったりする方法を始めました。青島のイセエビを知ってもらうために、イベントもやって、人気が定着してきました。

■えびパラまつりですね。

えびパラまつりのほかに、宮崎市漁協いせえび祭りというのもやっていて、それぞれのイベントで1トンのイセエビを使います。漁協直売所もスーパーなどより安い価格設定をしているので、よく売れています。宅配の注文も多く、今年9月は1000件送りました。

■共同で漁を行うことで、変わってきた点はありますか?

漁協の買付日が月、水、金で、それ以外の日に獲れた分は、漁業者が自分たちで作った水槽に入れて管理します。水槽に入る量は限られているので、余分な漁はしないことや、獲ってきても売れないとダメだという意識が定着したと思います。それと、月ごとに買い取り金額を決めたため、収入も安定してきました。

■手束さん、今後についてひとことお願いします。

私の所は親子3世代漁師で、若い世代も頑張れるよう将来の資源のことも考えなくては、と思います。乱獲をしない、計画的な漁をする、丁寧に獲る。そして、「青島のイセエビはおいしい」と消費者に喜んでもらえるいいものを出荷したいと思っています。

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