漁政
全近かつ・事務局長会について
国近海かつお・まぐろ漁業協会は、平成22年10月22日(金)東京都千代田区 三笠ビルにおいて、漁業所得補償制度に関わる事務局長会を開催した。
この制度については、資源管理に取り組む漁業者を対象として、漁業共済や積立プラスを活用した収入安定制度を構築し、コスト対策である漁業経営セーフティネット構築事業と合わせて、総合的な所得補償制度とするものである。
事務局長会では、水産庁及び漁済連からこの制度について概要説明を受けた後、今後全近かつ協が作成する資源管理計画について説明があった。
概要は次の通り。
  1. 指定漁業許可船については、国が作成する資源管理指針に基づき、全近かつ協が資源管理計画を作成し、国の認定を受け、この資源管理計画に基づいて参加する。
  2. 指定漁業以外の届出船及び自由漁業船は、都道府県が作成する資源管理指針に基づき地域の漁業関係者(漁連等)が資源管理計画を作成し、都道府県の認定を受け、この計画を基づいて参加する。
  3. 国と全近かつ協で協議検討している資源管理計画
    1. 遠洋まぐろ延縄漁業、近海まぐろ延縄漁業、遠洋かつお一本釣漁業、近海かつお一本釣漁業の4種類とする。
    2. 資源管理計画の取組については厳密な確認が求められていることから、数量的規制(漁獲量の総量規制、小型魚獲規制等)でなく、休漁を対象とした内容とする。
    3. 休漁について、まぐろ延縄漁業については通常のドックに要する日数に新たに休漁日を追加する考えとする。また、かつお一本釣りについては、年間の操業中に休漁日を設ける考えとする。
    4. 資源管理計画に参加するタイミングは共済契約と連動し、かつ、共済契約に数ヶ月要することから、全近かつ協は毎月資源管理計画へ参加する漁業者の案内を実施する。
宮崎県水産振興祭

10月26日(火)、宮崎県水産会館において平成22年度宮崎県水産振興祭(主催 宮崎県・水産9団体)を開催し、水産功労者・水産業優良経営者表彰式が執り行われた。
冒頭、丸山県漁連会長が開会を宣言、東国原知事が主催者を代表し挨拶を行った。引き続き関屋農政水産部次長が審査経過を報告し、知事より水産功労者2名、水産業優良経営者延べ25経営体に賞状を授与し、栄誉を称えるとともに日頃の労をねぎらった。これに対し功労者表彰を受けた松田義雄氏が謝辞を述べた。
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