漁政
水産振興祭
漁連会長開会宣言
知事主催者挨拶
水産功労者表彰
水産物・PR即売会
10月26日、宮崎県水産会館において平成19年度宮崎県水産振興祭(主催 宮崎県・水産9団体)を開催し、水産功労者・水産業優良経営者表彰式が執り行われた。
 冒頭、丸山県漁連会長が開会を宣言、東国原知事が主催者を代表し挨拶を行った。引き続き佐藤農政水産部次長が審査経過を報告し、知事より水産功労者3名、水産業優良経営者26経営体に賞状を授与し、栄誉を称えるとともに日頃の労をねぎらった。これに対し功労者表彰を受けた南郷漁協所属の渡邊治美氏が謝辞を述べた。

水産功労者

江藤 一(85歳) 日向市漁業協同組合
江藤 一 江藤氏は昭和11年から磯建網漁業、刺し網漁業等に従事し、昭和28年に漁協の組合員になられました。
 他の漁業者に先駆けて一連式網揚げローラー、三連式網揚げローラーを導入され、漁獲量の増加、作業の効率化・省力化に取り組まれました。
 長年の漁業経験を活かして後継者への指導も行われており、他の漁業者の模範となるものであります。
 また、平成18年4月に当時の富島漁業協同組合と日向漁業協同組合の合併にあたっては、組合員に合併の必要性を説かれるなど漁協の合併にも尽力されました。
渡邊治美(75歳) 南郷漁業協同組合
渡邊治美 渡邊氏は昭和20年3月に南郷国民学校を卒業後、父所有の19トン型かつお漁船「第二一丸」に乗船されました。
 昭和38年には県内で初めて冷凍機、ディーゼル機関を装備した49トン型のかつお漁船を建造し、現在では必需品であるコンベアによる魚倉へのシューター配置や魚群ソナーを導入し、数々の漁場開拓に手腕を発揮され、今日のかつお漁業操業の基礎を築かれました。
 通算して15隻のかつお船・まぐろ船を建造・購入され、後継者の育成にも尽力され、その充実した経営内容は他の経営者の模範となるものであります。
犬童国信(85歳) 小林高原野尻漁業協同組合
犬童国信 犬童氏は昭和40年に組合の理事に就任され、昭和42年から野尻支部長、平成7年から専務理事、平成13年から代表理事組合長を6年間歴任されました。
 42年間の役員就任期間において、組合運営の効率化や広域合併の推進、魚族繁殖保護(アユ、ウナギ等の稚魚放流)、水質汚濁防止、違反取締に取組み、組合の目的達成のために多大な貢献をされました。
 平成18年・19年には高原町御池において在来の生態系を保全するため、ブラックバス等の駆除を目的とした釣り大会を開催し、外来魚が生態系に及ぼす影響を広く県民へ啓発されました。
 また、小中学生への情操教育や体験学習、地域住民と協働し河川清掃等も積極的に実施されました。
 また同会場駐車場において、県民へ県内の特徴ある水産物のPRを目的に、水産物即売会も行われた。
青年・女性漁業者交流大会
10月26日、宮崎県水産会館において、第49回宮崎県青年・女性漁業者交流大会(主催 宮崎県・宮崎県漁連・宮崎県信用漁連)が開催された。
 佐藤農政水産部次長の主催者代表挨拶の後、青年部からは、北浦養殖マサバ協業体の中西茂弘氏から「養殖経営をどんげかせんといかん!〜宮崎ブランド「ひむか本サバ」の挑戦〜」と題し発表し、続いて串間市東漁協の川隆洋氏から「親子で取り組む“攻め”の漁業〜定置網漁業を中心とした新たな漁業形態の構築〜」と題し発表した。女性部からは、日南市漁協女性部の竹井友子女史から「「うみっこ節」を全国へ〜私たち加工グループの取り組み〜」と題し発表した。
 審査の結果、3月5日・6日に東京で開催される全国青年・女性交流大会には、本県代表として中西茂弘氏並びに竹井友子女史が推薦された。
青年・女性漁業者交流大会
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