去る7月17日(火)JA・AZMにおいて、2012国際協同組合年(IYC)記念講演会が開催された。
今年は国連の定める国際協同組合年(IYC)であり、国連決議では07年の世界的な食糧危機、08年以降の金融・経済危機に対して、協同組合が耐久力・回復力を示したことが評価された。
そして、世界的にも現代社会における協同組合の社会的役割と価値が改めて見直されている。
今回の講演会は、IYC記念として本県の協同組合の認知及び理解の向上と今後の協同組合の発展に資するため、県下9団体の参加による2012国際協同組合年宮崎県実行委員会の県統一活動として開催されたものである。
講演は、二宮尊徳(金次郎)の7代目子孫の中桐万里子氏を迎え、「地域活性化と協同組合」の題目で行われた。
内容は、二宮尊徳が取り組んだ農村振興において「現実生活を豊かにする」ことを重要視し、また、生涯をかけて「道徳と経済が不可欠である」ことを証明したこと。さらに地域経済の活性化に協同組合が果たす役割などについて尊徳の実践事例を交えてわかりやすく講演された。
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