水産試験場
(3)放流群別の放流マダイ回収状況
表2は、放流された年ごとのマダイ放流群について、各群各年齢ごとに漁獲による回収尾数、重量、回収率を推定したものです。平成4〜15年放流群の各群ごとの放流後7年間の平均回収尾数は14千尾、重量は約12トン、回収率(尾数ベース)は、約3.0%と推定されました。

2.ヒラメの放流効果について

(1)漁獲量の推移
本県におけるヒラメの漁獲量は、平成元年の24トンを底として増加傾となり、平成8 年は76トンと、放流が開始された昭和60年の2倍近い水揚げとなりました。しかし、平成9年から11年にかけて急激に減少し、15年には28トンと30トンを割り込みました。
その後、平成17年にかけて47トンまで回復したものの、平成18年41トン、平成19年39 トン、20年37トン、21年は31トンと、減少傾向にあります。
FISHERIES EXPERIMENT