宮宮崎県漁協参事会(黒木憲二会長・JF庵川)の第2回定例会が、8月20日(金)延岡市において開催された。
12時にJF門川直営店「うみすずめ」に集合、昼食を済ませ、延岡市熊野江にある(財)宮崎県水産振興協会(旧県栽培漁業センター)に場所を移し、はじめに県漁港漁場整備課及び漁連より「宮崎県漁業活性化支援事業の今後の実施方針」について説明を受けた後研修に入った。
先ず同協会の中西事務局長と石次長から事業概要説明を受けた。主にマダイ、ヒラメ、シマアジ、アユ、アワビ、クルマエビ、カサゴ等の放流用、養殖種苗を生産し、まさに宮崎県の栽培漁業の要となっている。施設見学では、時季の関係でカワハギ種苗しか在池がなく、また施設改修のため全てを見ることはできなかったが、初期餌料となるワムシやクロレラの培養といった普段目にすることがない、しかし栽培漁業にとって重要不可欠な基礎となるところも見ることができ、非常に有意義な内容であった。
次にJF延岡市の荒木参事、岩切浦城支所長により、同漁協が平成21年に設置した「浦城マリーナ」の概要について説明を受けた。マリーナ設置事業は、国の強い水産業づくり交付金事業(補助1/2)を受け実施されている。設置までには、場所の選定、設計や材質の問題、またマリーナ設置だけではなく付随する駐車場確保、メインとなる地域住民やプレジャーボート(PB)利用者への説明等様々なハードルをどのようにクリアしてきたか、興味深い話が多かった。特にPB利用者からは、公共的な性格を持つマリーナをなぜ県ではなく漁協がやるのか、利用料についても不満が噴出したことに対し、利用者の声に耳を傾けながら粘り強く説得された話に、参加した参事たちは熱心に聞き入っていた。講演後、浦城マリーナに移動し、現場を視察した。PBの違法係留は県内他地域でも見受けられ、漁業者とのトラブルも発生していることから、係船問題の解決を図るとともに、マリーナ収入による漁協の収支改善という一石二鳥の画期的なスキーム作りが注目されるところである。 |
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4日 |
宮崎県浮魚礁利用協議会第1回委員会 |
20日 |
お魚料理講習会(日南市教育委員会) |
20日 |
宮崎県漁協参事会第2回定例会 |
26日 |
宮崎県漁業士会総会 |
27日 |
宮崎県藻場干潟等保全地域協議会臨時総会 |
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