海幸彦
海幸彦インタビュー
あげみ工房しまのうら 濱田眞由美さん

■フェリーで島野浦へ

島野浦へは、延岡市浦城からフェリーで渡る。車も運べるフェリーだと片道20分、高速船だと片道10分。リアス式の海岸線を眺めながら、ちょっとした遊覧船気分で島野浦へ。
「あげみ工房しまのうら」は、フェリー発着所のすぐ近く。もともと漁師の家族が船を待つ休憩所だったところを漁協から借りて、厨房に改装したもので、中には業務用のミンチャーやミキサー、フライヤー、急速冷却用の冷蔵庫などが並んでいた。

■島の名物づくりに立ち上がった漁家の女性たち

「あげみ工房しまのうら」は、島浦町漁協の女性加工グループがその前身。平成15年頃から漁協の購買部に地場産品を置きたいという要請があり、もちよりの器具で「あげみ」を作ったところ好評だったことに始まる。
平成18年からは、離島再生事業の補助金を利用して器具を揃え、商品化に取り組んだ。

■島の女性に働く場を作りたい

「スタッフはみんな漁家で、魚が獲れたら加工場で仕事もあるんですが、獲れない時は仕事がなくなる。働く場所も作りたかったし、地元のなじみのあげみをよそにも売り出して町を元気にしたいという思いもあったんです」と、代表の濱田眞由美さん。
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