漁連情報
役員選出協議会
連は、去る7月29日(木)水産会館において、県下漁協の参事及び購買・指導部門担当者を招集し、平成22年度の事業推進会議を開催した。
会議では、平成22年度の県下漁協の概要及び本会事業について説明すると共に本年度の系統全利用について会員の協力を強く要請した。
各事業の運営方針、推進事項は次のとおり

1.購買事業の運営方針

購買事業は、厳しい漁業環境に直面している漁業及び漁協経営に資するため適期に適正な価格でしかも良質品を安定的に供給し、漁業者の負託に答えてまりたい。
従って、漁業生産資材の需要を的確に把握し、宮崎県漁協系統購買事業推進委員会と協調しながら組織を結集して全面系統利用を強力に推進してまいりたい。

◎重点推進事項

@需要の系統組織への集中化体制 の確立
A廉価と良質品の安定供給
B的確な情報収集と提供
C適正在庫による供給体制の円滑 化

(1)石油事業の推進事項

@低価格と良質油の安定供給
A石油情報の早期把握と提供
B石油タンク施設の協同組合間相互利用
C付属油の拡販対策
D系統給油施設の点検整備の促進
E海外基地及び洋上積みの円滑なる供給

(2)資材事業の推進事項

@未利用資材の開拓
A価格の抑制と安定供給
B制度資金による舶用機器等の系統全利用推進
C餌飼料類の取扱推進
D天然石鹸の普及推進
Eシェルナース(魚礁)の取扱推進
F舶用飲料水の取扱推進
G情報の収集と提供
H適正在庫の保持

2.販売事業の取扱方針

販売事業は、本年度も養殖魚類のカンパチ・サバの取組を中心に、養殖種苗の稚アジに関しては、関係先の情報収集に努め、取扱いを推進してまいりたい。また「いきいき宮崎のさかなブランド確立推進協議会」と連携を図りながら、県産水産物のPR、販路拡大、有利販売に努める。
「魚乃里ぎょれん丸」は、客単価のアップを図りながら集客率の向上PRに努め、さらにコストの見直しを図り、一般消費者に「宮崎のさかな」をアピールしてまいりたい。

◎推進事項

@系統共販体制の確立
Aいきいき宮崎のさかなブランド確立推進協議会との連携強化
B養殖魚類の高品質化及びブランド化の推進
C活魚・鮮魚、加工品等の取扱推進
D養殖種苗・餌料、加工原料等の安定供給の推進

3.利用事業

利用事業は、海上での人命の安全確保のため、膨脹式救命筏及びGMDSS関連機器の整備を行っている。
従って、点検整備にあたっては技術を練磨し整備規程を遵守して完全整備に努め、漁船員に対しては緊急時に充分なる対応ができるように取扱指導を実施してまいりたい。

◎推進事項

@完全整備の遵守
A漁船員に対する取扱指導の徹底
BGMDSS関連機器の点検整備

4.製氷事業の取扱方針

製氷事業は、旋網漁業の資源減少による漁獲不振とカツオ漁船の早期北上に伴う地元鮮魚出荷が低調で、氷の需要は漸減傾向にあり年々厳しい経営状況となっている。
このような中、本会としては、製氷工場施設の合理化を図り経営改善に努めているところである。
平成22年度は、諸施設の能力を効率的に稼働し、需給の円滑化に努め漁業者の負託に応えてまいりたい。
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