水産試験場
B冬に日向灘を南下するブリは一定の水深(15〜40m台)・水温帯(17〜18℃台)を遊泳していると推定されました(図4)。
図4 2007年2〜3月における日向灘南下時の遊泳水深・水温帯
 アーカイバルタグによるブリの標識放流は太平洋の主要海域(熊野灘、室戸岬、足摺岬、日向灘)で実施しており、これまでに半分の標識ブリが再捕されています(74尾再捕/147尾放流)。今後は、日向灘で放流したブリとその他の海域で放流されたブリの回遊を比較し、「日向灘に来遊するブリはどこから来るのか」を解明していきます。また、再捕されたブリの遊泳水深・水温帯と定置網における漁海況の関係を解析し、ブリが漁獲されるときの海況を解析していきます。
 引き続き、標識ブリの漁獲が予想されますので、お気づきになられましたら水産試験場(TEL:0985-65-1511)にご連絡ください。
10月の動き(県関係)
2日 第51回全国内水面漁業振興大会(宮崎市)
2日 水産庁増殖推進部長 浜の声を聴く会(南郷町)
30日 全国漁港漁場整備技術研究発表会(宮崎市)
31日 平成20年度宮崎県水産振興祭 運営委員会(宮崎市)
FISHERIES EXPERIMENT