水産試験場

[カタクチイワシ]

経過(2013年1月〜6月)
県内まき網の漁況は、1月〜5月まで低調に推移した後、6月にまとまった漁となった。当期の漁況は、前年に見られた大型成魚群の漁がほとんどなく、沿岸発生群の漁が主体となった。当期総漁獲量は1,883トンで前年比127%、平年比113%となった(図3)。(平年比は直近過去5年間の平均比。以下、マアジ、サバ類も同じ)
予報(2013年8月〜12月)
北薩〜土佐湾における来遊量は、北薩〜薩南では、前年を上回る。日向灘では、1月〜5月の沿岸小型まき網、2012年シラスが平年並みであったことから前年並み。豊後水道南部西側では前年並み、豊後水道南部東側では前年を上回る。土佐湾ではまとまった漁獲がない。

[マアジ]

経過(2013年1月〜6月)
県内まき網の漁況は、例年どおり年明け1歳魚主体で、総漁獲量は336トンで前年比46%、平年比63%となった(図4)。
予測(2013年8月〜12月)
北薩〜土佐湾における来遊量は、北薩〜薩南海域では前年を下回る。日向灘では前年並み、豊後水道西部では前年並み、豊後水道東部では前年を上回る、土佐湾では前年並み。

[サバ類]

経過(2013年1月〜6月)
県内まき網の漁況は、予測していなかった2010年級(比較的豊度の高い年級)主体の漁況となり、前年並みの漁況となった。総漁獲量は8,529トンで前年比93%、平年比141%となった(図5)。
予報(2013年8月〜12月)
薩南〜土佐湾における来遊量は、薩南海域は低調であった前年を上回る(ゴマサバ)。日向灘では前年並み(ゴマサバ)。豊後水道南部では前年並み〜上回る(ゴマサバ主体)。宿毛湾〜土佐湾では前年を下回る(ゴマサバ、マサバ混じり)。
7月の動き(県関係)
18日 農水産業温暖化研究センター成果発表会(宮崎市)
22日 平成25年度第1回儲かる漁業実現プロジェクト推進協議会(宮崎市)
26日 九州各県水産主務課長協議会(熊本市)
29日 第365回海区漁業調整委員会(宮崎市)
FISHERIES EXPERIMENT