漁政
第18回全国青年・女性漁業者交流大会
る2月28日(木)〜3月1日(金)の2日間にかけて、東京都千代田区「グランドアーク半蔵門」において、第18回全国青年・女性漁業者交流大会が開催された。今年度は各県から選ばれた35グループがテーマ別に5つの分科会に分かれ成果を発表した。
第1分科会:資源管理・資源増殖部門
第2分科会:漁業経営改善部門
第3分科会:流通・消費拡大部門
第4分科会:地域活性化部門
第5分科会:多面的機能・環境保全部門
本県からは、『まき網漁業の経営改善への道 -父子4人しまんだの海に生きる-』と題して、島浦町漁協まき網船・加工グループの山下香一郎氏が第2分科会にて発表を行った。結果は、農林水産大臣賞、水産庁長官賞に次ぐ農林中央金庫理事長賞を受賞した。受賞発表はこちらから
また、農林水産大臣賞は各部門から1名ずつの選出となった。受賞者は下記の通り
第1分科会:北海道 漁業者自らができる資源管理の実践 -「大黒しまえび」に夢を託して -高田清治
第2分科会:三重県 カキ殻を有効活用した新しいアサリ養殖 - 種とり(天然採苗)から垂下式養殖まで -浅尾大輔
第3分科会:山口県 「品質第一!」で、もっと儲かる漁業へ - Fresh室津による漁業経営改善への取り組み -小濱一也
第4分科会:山口県 海の幸で地域に笑顔と賑わいを - 三見シーマザーズの挑戦 -塩屋紀美子
第5分科会:沖縄県 海人(漁業者)が作ったNPO法人 - サンゴ礁の里海をめざして -柳田一平
平成23年度第2回ロケット打上げに関する事前協議
の度、農林水産副大臣を拝命した江藤拓です。農林水産業は食料生産のみならず、国土や自然環境の保全、集落機能の維持といった多面的機能の発揮を通じ、国民の暮らしに重要な役割を担っています。農林水産副大臣としての任務の重大さに身が引き締まる思いを感じるとともに、職務にまい進する決意を新たにしているところです。
さて、農林水産業のうち、水産業については、魚価の低迷、漁業生産コストの相当部分を占める燃油価格の高騰等、厳しい環境が続いております。豊かな海に囲まれた我が国の水産業を再生させるため、様々な課題にしっかりと対処してまいりたいと考えております。 水産業の大きな課題の一つは、東日本大震災の発生から二年が経過し、被災地の水産業の本格的な復旧・復興を一日も早く実現することです。これまでも被災地の関係者の皆様と連携して全力で取り組んでまいりましたが、被災地における漁船、養殖施設、加工施設、漁港等の漁業生産基盤の復旧・復興に必要な事業を今後も着実に推進するとともに、水産物の放射性物質のモニタリング等による安全性の確保等をしっかりと実現してまいります。
水産業全般の課題としては、まず漁業経営の安定が重要です。従来から行っている、計画的に資源管理に取り組む漁業者に対する漁業収入安定対策と、燃油・配合飼料の高騰対策を推進することにより、意欲ある漁業者の経営安定等に引き続き取り組んでまいります。
また、水産業・漁村には、漁業生産による経済的利益の創出という役割だけでなく、国民の生命・財産の保全、漁村文化の継承等の役割を担っており、広く国民全体の利益につながる多面的な機能を有しております。この多面的機能の発揮のため、平成二十五年度から、漁業者等が地域において行う多面的機能発揮につながる活動に対し、国として支援をしていく新たな事業を展開する予定です。
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