海幸彦
海幸彦インタビュー
川南町漁協 アカムツ延縄 一政伸寿さん

■船は何人で?

ひとりですよ。川南はひとり乗りで漁に出る船が多いです。沿岸は大抵そうですね。あとは、大きなマグロ船になると、若い人たちも多く乗ってます。

■一政さんは、ひとりで漁に出るようになって何年ですか?

20年ちょっと。最初は父と一緒に10年以上乗ってました。

■漁はアカムツだけですか?

主にアカムツですが、時期によってシイラやサワラも獲ります。それぞれ仕掛けもエサも違うので、何を狙うかは様子を見て決めてます。いまはエサもエビなんかは漁協から買うので漁の計画も大事です。
でも、年間で漁に出られるのは半分ぐらいでしょうか。200日出たことはまだないですね。

■アカムツ漁で気を遣うところはありますか?

アカムツは口が弱いので、引き上げる時に針で口を切らないように丁寧に上げます。高級魚として大都市の市場に出て行くので、やはりいい状態で出したいですから。最近、「ノドグロ」の名前でテレビコマーシャルにも出て、名前が知られるようになって、嬉しいですね。

■では、アカムツのPRを。

アカムツはきれいな赤色をした白身の魚です。身は脂がのっていて、どんな料理でもおいしく食べてもらえる魚です。
ぼくたちは、煮付けや味噌汁にして食べることが多いです。ぜひ食べてみてください。

FISHING POLITICS