海幸彦
海幸彦インタビュー

■北口さんが勧める魚は間違いない、と。

そうありたいですね。やっぱり扱う商品に対してプライド持ってます。たくさん魚が並んでいれば売れるというものではないでしょう。誰がやっても売れるならセリ人はいらない。

■情報はどうやって集めているんですか?

セリが終わった後で仲買の人と情報交換したり、気になる魚があったら、買った店に電話してどうだったか聞いたりしますね。
私が担当している「青物」はアジ、サバなどが中心で、全国から魚が集まってくるので、夕方6時ごろから9時ごろまでは全国の港や魚屋に電話をかけて、明日どんな魚が入ってくるのかやりとりします。そこでいろいろ情報も仕入れてます。これは毎日やってます。
実際に現地に行かせてもらうこともあって、去年は北海道から三陸の方に1週間行ってきました。顔を合わせると電話もしやすくなります。

■毎日寝る間もないぐらいですね。

そうでもないですよ。朝は2時頃に出てきますが、セリが終わって事務処理して11時頃には帰って、仮眠をとって、夕方あちこち電話して・・・それでも5時間ぐらいはちゃんと寝てます。体調が悪いと声も出ないし、カンも鈍るし。

■これからも体調に気をつけて、いい魚を扱ってください。

宮崎の台所はまかせてください。

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