漁政
密漁防止対策全国連絡会議
全漁連主催による平成19年度密漁防止対策全国連絡会議が、3月10日東京都虎ノ門パストラルに於いて漁連、県、各省庁の担当者出席のもと開催された。
 会議では各省庁からの講演として

@密漁の現状と問題点

水産庁沖合課免許調整係長 加藤秀樹 氏

A海上保安庁の密漁取り締まりについて

警備救難部捜査係長 森信和久 氏

B警視庁の密漁取り締まりについて

生活環境課生活経済対策室課長補佐 藤井雅弘 氏
より密漁の現状及び問題点、取り締まり状況等についての報告がなされた。全体的に魚価の高い貝類・ウ二・ナマコの潜水器密漁が増加しており、特徴として暴力団が関与した組織的な犯行が増加傾向にある。
 その後、水産庁沿岸沖合課 黒萩真悟課長補佐による「漁業法及び水産資源法の一部改正に伴う都道府県漁業調整規則の改正状況について」の報告も行われた。
 また、情報提供として

*北海道のナマコ漁業と密漁の実態

漁業振興コンサルタント 田中克哲 氏

*坊勢漁協における漁業と遊漁裁判

近畿大学産業理工学部準教授 日高 健 氏

*坊勢漁協における磯密漁対策と遊漁対策

坊勢漁協参事 上田常夫 氏
 以上の報告がなされた。
西ブロック資源回復制度普及啓発講習会開催
月17日神戸ポートピアホテルに於いて、関係県の行政及び漁連の担当者出席のもと、平成19年度西ブロック資源回復制度普及啓発講習会が行われた。講習内容は次の通り。

*資源管理と流通 〜キンメダイを事例に〜

東京海洋大学 准教授 濱田武士 氏

*平成19年度先進事例DVD 〜資源の回復と経営の安定をめざして〜

*アワビの栽培に取り組んで 〜畑をつくって、種をまき、世話をしたらアワビがとれた〜

大分県漁協下入津潜水組合 組合長 清水 聰 氏
トラフグの1カ月禁漁延長を協議 −延縄漁業者協議会−
縄漁業者協議会(会長 妹尾秀彦)は、3月27日、県水産会館の於いて協議会を開催した。協議事項は次の通り。
(1)トラフグ、アマダイの資源管理について
  1. トラフグ
  2. アマダイ
(2)カサゴ資源回復計画について
  1. 平成19年の実績
  2. カサゴ資源回復計画の取組(ビデオ上映)
協議の結果次の事項を決定した。
  1. トラフグの15cm以下の再捕禁止
  2. 6月1日から8月31日の3カ月間の休漁
  3. アマダイの活き餌使用禁止
 尚、トラフグの禁漁期間については5月1日から8月31日の4ヶ月間の禁漁を協議し持ち帰り検討し早急に回答することとなった。
 また、アマダイについては昨年、本年と9月の1カ月の禁漁を協議したが、結論が出ず、来年継続審議となった。
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