漁連情報

2.販売事業の取扱方針

売事業は、養殖魚類・活魚・鮮魚・加工品等の取扱いを推進している。また、「いきいき宮崎のさかなブランド確立推進協議会」と連携を図りながら県産水産物の有利販売に努めており、今後一層、漁業経営安定の一助に寄与してまいりたい。
 養殖魚類については、旋網船の水揚げ減少による餌料価格の高騰、製品売価の下落等厳しい経営環境にあることから、良質かつ安価な種苗や養殖餌料の安定供給を図るとともに、市場動向の把握や情報の提供及び高品質化・販路開拓等に努めてまいりたい。
 活魚・鮮魚については、系統共販に一層積極的に取り組むと共に、種苗販売等を掘り起こしていきたい。 加工品については、加工原料の安定確保を図ると共に、旋網船等の青物の付加価値向上、販路拡大に努めてまいりたい。更に前浜の埋もれた商品の再開発、現行商品のブランド化に努めてまいりたい。
 また、直営店「ぎょれん丸」をフル活用し一般消費者に向けて「宮崎のさかな」をアピールすると共に同施設を活用した卸販売の充実や新たな販売ルートを模索し、魚価対策も視野に入れた販売事業を目指していきたい。
◎推進事項
  1. 系統共販体制の確立
  2. いきいき宮崎のさかなブランド確立推進協議会との連携強化
  1. 養殖魚類の高品質化及びブランド化の推進
  2. 活魚・鮮魚、加工品等の取扱推進
  3. 養殖種苗・餌料、加工原料等の安定供給の推進

3.利用事業

用事業は、海上での人命の安全確保のため膨張式救命いかだ・GMDSS関連機器の整備を行っている。
従って、点検整備にあたっては技術を練磨し整備規程を遵守して完全整備に努め、漁船員に対しては緊急時に充分なる対応ができるように取扱指導を実施してまいりたい。
◎推進事項
  1. 完全整備の遵守
  2. 漁船員に対する取扱指導の徹底
  3. GMDSS関連機器の点検整備

4.製氷事業の取扱方針

氷事業は、旋網漁業の資源減少による漁獲不振と、カツオ漁船の早期北上に伴う地元での鮮魚出荷が低調で、氷の需要は漸減傾向にあり年々厳しい経営状況となっている。
このような中、本会としては、製氷工場施設の合理化を図り経営改善に努めているところである。
平成19年度は、諸施設の能力を効率的に稼働し、需給の円滑化に努め漁業者の負託に応えてまいりたい。
◎推進事項
  1. 漁期前適正在庫の保有
  2. 員内工場間の需給対策
  3. 合理化運営によるコストの引き上げ
  4. 工場の保安管理と安全対策
FISHERIES CO-OPERATIVE