平成19年4月19日に(独)水産総合研究センター遠洋水産研究所や各県水産試験場などの担当者が集まり、ビンナガ来遊資源動向検討会が開催されました。各研究機関からビンナガ漁況について報告があり、平成19年の竿釣り漁業が対象とするビンナガの来遊資源動向についてとりまとめが行われましたので、お知らせします。 |
1. ビンナガ来遊資源動向検討会での検討事項、および提供する情報の変更点
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これまでの標識放流や魚群の移動に関する調査研究から、ビンナガ魚群は、はえ縄漁場から北ないしは北東方向に移動して竿釣り漁場に加入し、両漁業は共通の魚群を漁獲していると考えられています。両者の豊度(CPUE)には、強い関係性があるものと仮定してこれまで予測が行われてきましたが、平成18年度に再検証したところ、これらの関係性は必ずしも強くないことがわかりました。したがって今後は、予測するための根拠を見いだすべく検討を行っていくとともに、今年度は来遊資源動向の予測そのものを行わないこととし、主としてはえ縄漁業の漁況および体長組成などを整理して提供します。 |