漁連は、系統利用率向上を目的に石油12/11、資材12/12、製氷12/13の日程で各出先の担当者を集め、本所にて会議を開催した。 会議は先ず、平成25年10月末実績及び平成26年度計画について各担当者より県内JFの水揚げ操業状況等の報告も含め総合的に現状分析を行った。 次に平成24年度管轄JF別・部門別の系統外利用の実態把握及びその後各担当者が管轄JFに対してどのように推進対応したのか報告を行い協議した。 系統未利用の現状としては、価格面や供給体制など地区ごとに様々な要因があり、今後の推進策としては、各担当者が系統未利用の実態をしっかり認識し、各漁協担当者と情報を密に取り合いながら、系統利用の向上に努めて参りたい。 製氷の会議については、各事業所の工場の施設状況を把握するため、平成25年度中に発生した事故及び施設関係の故障について報告を行った。 今後の取組としては、日常点検を定期的に実施し円滑に業務が遂行できるよう努めて参りたい。
淡水魚のヤマメ稚魚を海面で養殖することで、従来の5倍程の体長にまで成長させることに成功し、新たな県産ブランドとして期待される「みやざきサクラマス」の試食会(みやざきサクラマス消費拡大推進協議会主催)が、17日に県水産会館で開かれ行政関係、流通業者ら約50人が参加した。 試食会には「みやざきサクラマス」の刺身のほかに燻製、バター焼きも並び、参加者からは、「川魚なのに臭みがない」「甘味があっておいしい」「脂がのっている」などの感想が聞かれ初出荷を前に上々の評価であった。 ヤマメはサケ科に属し、一生を川で過ごす陸封型と生後2年目に海に下る降海型がいる。降海型は「サクラマス」と呼ばれ、大型に成長することに着目。県水産試験場や宮崎大学、県水産振興協会の協力で延岡市浦城湾で試験養殖をおこなってきた。 延岡市の養殖業者が本格的にサクラマスの養殖に取り組んでおり、今年3月から出荷される予定である。