1. 漁獲量の推移
   図1は、昭和50年から年ごとのマダイ漁獲量と放流尾数の推移を示したものです。漁獲量は、昭和50年代前半は50トン前後で推移していましたが、本格的な種苗放流が始まった昭和55年以降は増加傾向を示し、平成8年に過去最高の160トンを記録しました。その後、平成14年までは75〜100トン台での増減を繰り返し、平成15年〜18年は80トンを超える水準で推移していましたが、19年は75トンに減少しました。

2. 毎年の放流魚混獲状況
   表1は、本県のマダイ漁獲量のうち放流魚が混獲されている重量と割合を、市場調査等の結果により推定したものです。
   平成4〜19年（16カ年）における平均混獲重量は全体の12％の、12トンと推定されました。　

※平成16年の「全体」は、他県海域を操業する大中型まき網の重量、生産額を除外した数値