水産試験場
  1. 放流群別の放流マダイ回収状況
表2は、放流された年ごとのマダイ放流群について、各群各年齢ごとに漁獲による回収尾数、重量、回収率を、市場調査等の結果により推定したものです。平成4〜13年放流群の平均回収尾数は16千尾、重量は約14トン、平均回収率 は3.3%と推定されました。
図4 2007年2〜3月における日向灘南下時の遊泳水深・水温帯

2.ヒラメの放流効果について

  1. 漁獲量の推移
    図2は、昭和60年から年ごとのヒラメ漁獲量と放流尾数の推移を示したものです。
    本県におけるヒラメの漁獲量は、平成元年の24トンを底として増加傾向に転じ、平成8年は76トンと、放流が開始された昭和60年の2倍近い水揚げとなりした。しかし平成9年からは再び減少し始め、15年には28トンと30トンを割り込んでおり、その後は平成17年に47トンにまで回復したものの平成18年41トン、平成19年39トンと、減少傾向にあります。
図4 2007年2〜3月における日向灘南下時の遊泳水深・水温帯
FISHERIES EXPERIMENT