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平成20年4月22日、(独)水産総合研究センター遠洋水産研究所及び水産関係試験研究機関、(社)漁業情報サービスセンターが出席し開催されたビンナガ来遊資源動向検討会では、平成20年竿釣り漁業が対象とするビンナガの平成20年来遊資源動向について、次のようにとりまとめられましたので、お知らせします。 |
1. 来遊資源の豊度に関する情報
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1-1 はえ縄 |
ビンナガの豊度を表す一つの指標として、1〜3月期の紀伊半島〜四国沖漁場30〜33°N・133〜140°E(特定海域とよぶ、図1)におけるまぐろはえ縄で漁獲されたビンナガのCPUE(漁獲尾数/釣鈎100本)を表1に示す。図2は平成15(2003)〜平成20(2008)年1〜3月期における年齢別平均CPUEを示す。平成20(2008)年における全年齢込みのCPUEは3.24で前年(2007年)の4.67及び過去5年平均4.35よりかなり低かった。3歳魚(竿釣りの4歳魚に相当)のCPUEは1.20で、前年の2.45及び、過去5年平均2.99より低い水準であった。4歳魚(竿釣り5歳魚)のCPUEは0.67であり、前年の1.66よりかなり低い水準であったが、過去5年平均0.61とほぼ同じ値であった。5歳魚以上(竿釣り6歳魚以上)のCPUEは1.37であり、前年の0.55及び過去5年平均0.75より高い水準であった。 |
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