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春の魚

カンパチ (スズキ目 アジ科 ブリ属) 今も昔も珍重される味『かんぱち』
カンパチの写真  ブリの仲間では最も大きくなり、体調は1.5mに達し、頭部に背面から見て八の字形の暗色斑があることから、カンパチ(間八、勘八)と名付けられており、夏に産卵期を迎え、旬となり、刺身食材として人気のある美味しい魚です。
近年は、養殖も盛んになり、本県海域が比較的高い水温を好むカンパチにとって限られた養殖適地であることから、ブリよりも多く養殖され、全国2位の生産量です。
カンパチの出荷風景
カンパチQ&AQ.宮崎カンパチは何故旨いのか? A.宮崎カンパチは、出荷時に特許による活け〆脱血処理を行っていますので、鮮度、歯触りの良さを長時間保ちます。だから獲れたての美味しさ、食感を味わえます。

シイラ (スズキ目 スズキ亜目 シイラ科 シイラ属) 魚料理の万能素材『しいら』
シイラの写真  シイラは成長の早い魚で、秋に30〜40cmだったものが翌春にはその2倍の70cm位になり、1年で1m以上にもなります。
本県では、延縄、曳縄、旋網で漁獲されたり、又シイラが流木などにつく性質を利用して、シイラ漬けという漁法もあります。さらには、近海カツオ一本釣りでカツオと一緒に釣れます。刺身で食べたり、塩焼きやてんぷら等どんな料理にも使える美味しい魚です。
シイラの出荷風景
シイラQ&AQ.なぜ「シイラ」と呼ぶの? A.由来は定かではありませんが、粃【しいな】(もみの中に実が入っていないもの)のように、皮がかたく肉が薄いところからシイラと言われているようです。しかし、赤みのある身は癖がなくあっさりして、様々な料理に向く魚です。

トビウオ (ダツ目 トビウオ科 ハマトビウオ属) 海面を飛ぶ姿が勇ましい『とびうお』
トビウオの写真  初夏から秋にかけて、本県沿岸によってくる魚で、都井岬周辺で行われる「トビウオすくい」は夏の風物詩として有名です。
主にトビ延縄や定置網で漁獲されます。カルシウムが多く又、若返りの効果があるとされるビタミンEの50倍の効力があるという、セレン(ミネラル)が多量に含まれています。刺し身で食べたり、干し物にして食べたりします。又、県南地区で食べられる「魚うどん」は絶品です。
夏の風物詩-トビウオすくい-
トビウオQ&AQ.トビウオはどうして飛ぶの? A.主に大型魚などの天敵から逃げるためと考えられています。鳥のように羽ばたいて飛ぶ力はありませんが、ひと飛びで最長500mとベルとも言われています。


春のさかな秋のさかな冬のさかな

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