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伊奈さんは大学卒業後すぐに、東京の大手食品メーカーに勤務。しかし自分が望んでいた仕事とはかけ離れたものだったことなどから、2年ほどで退職することになりました。「辞めて選択肢が広がった時点で、改めて何がやりたいのかじっくりと考えることができた」と語る伊奈さんは、次第に大自然の中で働ける漁師という職業に魅力を感じるようになったのだといいます。 伊奈さんが今回研修を受けたのは、小型定置網漁業。海や魚には昔から興味はあったものの、漁業については全く無知だった伊奈さん。その漁法がどういったものなのかも体験するまで分からなかったといいます。それでも網の修理やロープの結び方など、教えられたことは全て吸収する飲み込みの早さは、指導者の湯浅さんをはじめ、他の漁師の方々も感心するほどでした。唯一船酔いには苦しんだそうですが、これも今後船に乗る回数が増える度、徐々に克服していけることでしょう。 伊奈さんは研修終了後、その後も引き続き指導してくださる漁業者を紹介してもらうことで話が進みました。すでに日南への転居も済ませている伊奈さん。あとは本人の努力次第といったところまで漕ぎ着けました。 |
■ 研修後の状況 |
2月より、県南の大型定置網漁業の従業員として就業することになった。 |
「漁村・漁業体験短期研修事業」参加者プロフィール |
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