水産宮崎 No.623 [漁政] 2011.09.01発行

郷土の恵みを知り、地域に根ざした教育を推進～お魚料理講習会（日南市教育委員会）～

去る8月11日、日南市生涯学習センター「まなびピア」において日南市漁協女性部を講師に迎え、同市教育委員会初任者研修の一環として、郷土の恵みに理解を深めることを目的にかつお料理の講習会を行った。
今回の初任者は県北・県央出身者が多く、地元日南市の特産品であるかつおを捌けるとあって張り切って臨んでいた。
班に分かれての捌きの場面では、包丁の向きや持ち方に迷いながらも手順通りに「かつおのたたき・かつお飯・かつおカツ」をそれぞれ作りあげた。漬けにしたかつおを網で炙る「かつおのあぶり」も加え、10年研修の先生方等25名程度で試食を行った。
試食に参加した方からは「かつおのあぶり」はお酒にも合う、どの料理もおいしいとの評価をいただいた。参加した初任者からも日南の味を学び味わうことが出来てよかった。これからの授業などで活かしたい、地元を知る良い機会をいただいたとお礼の言葉をいただいた。

（社）全国近海かつお・まぐろ漁業協会（会長　三鬼則行）は、平成23年8月25～26日、東京都千代田区神田　サニー貸会議室において、平成23年度事務局長会及び外国人船員の資質向上対策に関する意見交換会を開催した。

1.平成23年度事務局長会（8月25日）

（1）開会
（2）議題　
①WCPFC条約関連の対応
・科学委員会の結果報告
メバチ、キハダ、カツオ、サメの2011年資源評価
・北委員会への対応
・クロマグロ､北太平洋ビンナガ、北緯20度以北の生鮮漁魚操業船オブザーバー
・条約オブザーバーの乗船スケジュール
②福島原発事故に伴うまぐろ類の放射能測定検査への対応
③南太平洋島嶼国の動向

2.外国人漁船員の資質の向上対策に関する意見交換会（8月26日）

（1）議題　
①外国人船員の資質向上対策について
・現状分析
・原因究明
・対策
・バリ島における現地まぐろ漁業の視察
②日本人船員の定数削減に関するスケジュールについて
・外国人船員の航海当直資格取得による条件整備
・全日本会員組合に対する協定書の変更申し入れ
・平成24年度一斉更新に伴う漁船マルシップの再審査
・指定漁業の一斉更新