水産宮崎 No.640 [水産試験場] 2013.2.1発行

ウルメイワシ

予測（2013年1月～6月）

◆北薩～熊野灘(まき網、定置網)
◆来遊量:北薩及び薩南海域、日向灘では前年を上回る。豊後水道南部では前年並。宿毛湾・土佐湾では前年並～下回る。紀伊水道外域西部では前年並。紀伊水道外域東部・熊野灘では前年を下回る。
◆魚体:期の前半では1 歳魚が中心、期の後半には0歳魚が加入する。

［カタクチイワシ］

経過（2012年7～12月）

◆まき網では、特異的に豊漁となった2009年(8月は1961年以降で過去最高の漁獲を記録)を除き、8月以降の漁獲は少ないが、2012年は8月に828トン、9月に720トンと好漁に推移し、10月以降は例年どおり低調に推移した。
◆まき網の漁獲サイズは、6月は13cm台モード、7-8月が12cm台モード、9月が11cm台モードであった。
10月以降の小型まき網による未成魚(聞き取りサイズで8cm未満)の漁獲は、52トンで前年比381%、平年比155%であった。

予測（2013年1月～6月）

◆北薩～紀伊水道外域(まき網、定置網)
◆来遊量:北薩～薩南では前年を上回る。日向灘～土佐湾では前年並～上回る。紀伊水道外域ではまとまった漁獲がない。
◆魚体:11cm以下の1歳魚および12cm以上の2歳魚。

［マアジ］

経過（2012年7～12月）

◆0歳(聞き取りサイズ:35-50g)が漁獲対象となるまき網の漁獲量は、全ての月で平年を下回り、低調に推移した。

予測（2013年1月～6月）

◆北薩～土佐湾(まき網、定置網)
◆来遊量:前年を下回る。
◆魚体:15cm～22cmの1歳魚が主体となる。期の後半に加わる0歳魚は13cm以下。

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