6.地球温暖化に対応したカワハギ養殖の確立に関する研究(H23〜25:生物利用部)
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養殖魚種の多様化を目的として、水産試験場において平成22年度までに種苗生産技術が開発され、現在、(財)県水産振興協会で量産技術の開発が進められているカワハギの養殖振興を図るため、また、食の安全安心への意識の高まりを背景とした疾病予防の観点から、本種の養殖において高水温期に大きな被害を与えている連鎖球菌症のワクチンの開発を行います。 |
7.効率的キャビア生産技術開発に関する研究(H22〜26:生物利用部小林分場)
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本県の内水面養殖業の対象種として、現在、普及に取り組んでいるチョウザメは、その卵の塩蔵品であるキャビアが非常に高価であるものの、キャビアが生産できるまでに長い飼育年月を要することから、養殖飼育生産の効率化が求められています。そこで、効率的に大量にメスを生産する技術やキャビア生産には利用できないオスを出来るだけ早期に選別し、除外するための雌雄判別技術など、効率的にキャビアを生産するための技術開発に取り組みます。 |
その他、水産加工指導センターを活用した6次産業化の取組への支援や魚病指導センター事業としての魚病診断や投薬指導による県下養殖業者への支援を含め、水産試験場の業務や研究テーマは、漁業者をはじめとする関係者の皆様の要望等を技術的に解決することと考えておりますので、問題点や疑問点については遠慮なく、ご相談頂き、御意見を頂ければと思います。 |