去る、平成23年3月25日、日向市細島港ケーソン仮置場において平成22年3月31日にケーソン背面に設置されたシェルナースの2回目となるモニタリング調査が実施された。
今回のモニタリングは、1段5基を縦方向に2段設置されている上段部分の隠れ場創出タイプ(帆立貝・緋扇貝)、小型生物タイプ(緋扇貝・牡蠣・アコヤ貝)それぞれ1個ずつのテストピース(長さ30cm、直径15cm)を取り外し調査。
1回目に比べ付着生物も多くなっており、真たこやカサゴの稚魚なども見られた。
そして今回の調査では海藻類の付着も確認できるなど、シェルナースが設置されていない部分と比較しても大きな差が見られた。
以上のシェルナースを回収し、サンプル瓶に入れホルマリン溶液に浸け、生物量及び種類の詳細を確認するため専門家に調査依頼をする。
午後より、調査場所提供元である国土交通省九州地方整備局細島事務所を訪れ、モニタリング調査の海中ビデオを上映し結果報告を行なった。
今後の予定については、今年の9月に実験最後となるモニタリング調査が行なわれるので、更なる好結果を期待したい。 |