水産試験場

[ウルメイワシ]

経過(2017年7月〜12月)
まき網による漁獲は、7〜8月に平年を上回るまとまった漁獲がありましたが、その後は低調に推移しました(図3、4)。
被鱗体長組成は、7月は14cmモード、8月には16cmモードが漁獲の主体となりました。また、11月には20cmモードで生殖腺熟度指数の高い産卵成魚が漁獲の主体となりました。
図3 主要まき網のウルメ漁獲量経年変化 図4 主要まき網のウルメ漁獲量経月変化
予測(2018年1月〜6月)
漁獲対象は1〜4月に18〜20cmの推定1歳魚以上、6月以降は0歳魚が主体となる見込みです。
漁獲量(来遊水準)は前年(1,293トン:平年比42%)並と予測されます。

[カタクチイワシ]

経過(2017年7月〜12月)
まき網による漁獲は、上半期の6月に漁獲がまとまったものの、7月以降は減少傾向で、9月以降の漁獲が非常に少なく、期を通じて低調でした。(図5、6)。
漁獲サイズは、7月に11cm主体でした。
図5 主要まき網のカタクチ漁獲量経年変化 図6 主要まき網のカタクチ漁獲量経月変化
予測(2018年1月〜6月)
漁獲対象は、被鱗体長12cm未満が主体となる見込みです。
漁獲量(来遊水準)は前年(1,425トン:平年比153%)を下回ると予測されます。
FISHERIES EXPERIMENT