水産試験場
2018年上半期の長期漁海況予報について-資源部-
回は、平成29年12月20〜21日に水産総合研究センター中央水産研究所(横浜市)で開催されました太平洋いわし類・マアジ・さば類長期漁海況予報会議の結果を踏まえた2018年上半期の日向灘における漁海況予報結果について報告します。

【海況】

経過(2017年7月〜12月)
[黒潮] 都井岬沖の黒潮流軸(海上保安庁海洋情報部)は、7月に「離岸傾向」、8〜10月に「接岸傾向」、11月に「離岸傾向」、12月に「接岸傾向」で推移しました。
[沿岸水温] 沿岸海洋観測による日向灘の水温(0m,50m,100m層より判断)は、平年値(1972〜2012年度平均)と比べて、7月に「平年並み」、8月に「やや低め」、9月に「平年並み」、10月に「やや低め」、11月に「著しく高め」、12月に「かなり低め」で推移しました。
予測(2018年1月〜6月)
[黒潮]

都井岬沖の黒潮流軸は、1〜4月まで「接岸傾向」、5月に「離岸傾向」で推移する見込みです。

[沿岸水温] 日向灘の水温は、期間を通して「平年並み」で推移する見込みです。

【漁況】

[マイワシ]

経過(2017年7月〜12月)
まき網による漁獲は、7〜8月に漁獲がありましたが、その後、漁獲はなく、期を通じて非常に低調となりました(図1、2)。
漁獲サイズは、7月に12cmと15cm、8月は13cmが主体となっていました。
図1 主要まき網のマイワシ漁獲量経年変化 図2 主要まき網のマイワシ漁獲量経月変化
予測(2018年1月〜6月)
漁獲対象は、1〜5月は推定1歳魚以上、6月は0歳魚が主体となる見込みです。
漁獲量は前年(1,775トン:平年比30%)を下回ると予測されます。
FISHERIES EXPERIMENT