年頭のごあいさつ
全国漁業協同組合連合会 代表理事会長 岸 宏
全国漁業協同組合連合会 代表理事会長 岸 宏

年頭のご挨拶

年あけましておめでとうございます。
全国の組合員並びにJFグループの皆様に謹んで新年のご挨拶を申しあげます。
 昨年は、水産基本計画が5年振りに見直され、我々の喫緊の課題である「浜(漁業)の構造改革」について、浜の活力再生プラン・広域浜プランを柱として取り組んでいくことが位置づけられたほか、特に重要な機能として「漁業・漁村の持つ国境監視機能」が明記されました。
 また、JFグループの重点要望である漁船リース事業や機器等導入事業など、構造改革推進のために必要不可欠な施策も平成29年度補正予算において継続措置されるとともに、新たにクロマグロの資源管理に取り組む休漁等にかかる補償対策を措置することができました。全国の浜で、ご活躍の皆様におかれましては、こうした成果をしっかりと活用され、浜の構造改革と資源管理の取り組みを促進していただきたく存じます。
 懸案事項である漁業の規制改革に関しては、これまで漁業権管理制度の中で果たしてきたJFグループの実績等を評価するとともに、今後も堅持していくことを基本として、実態面で改善・改革すべき点について真摯に対応して参りました。その結果、規制改革推進会議では「水産資源の適切な管理と水産業の成長産業化を両立させ、漁業者の所得向上と年齢バランスのとれた漁業就労構造を確立すること」を目指して、議論が進められております。基本的な方向性がとりまとめられる本年末まで予断を許しませんが、我々が納得できる内容となるよう、今後もしっかりと動向を注視し、対応して参る所存です。
 一方、現下の漁業環境は、北朝鮮によるミサイル発射、大和堆での不法操業問題など、課題が山積しております。本会では、全国で推進している構造改革を成し遂げるためにも、今後とも国に対策を強く求めて参ります。
 新たな年を迎え、浜プランの高度化のための異業種との連携、広域浜プランに基づく産地市場の統合、施設の集約化などに取り組むほか、新規就業者確保や次世代を担う中核的漁業者の育成なども進めて参りたいと存じます。また、水産物の消費拡大、輸出振興を更に推し進め、日本の水産物の価値を国内外で高めて参ります。
 会員をはじめ、関係者の皆様に於かれましては、本会と共に歩みを進めていただきますようお願い申しあげます。
 最後になりますが、全国各地でご活躍の漁業者の皆様の操業の安全とご繁栄・ご健勝を祈念いたしまして、新年のご挨拶といたします。
GREETING