年頭のごあいさつ
宮崎県漁業共済組合 組合長理事 矢部 廣一
宮崎県漁業共済組合 組合長理事 矢部 廣一
年あけましておめでとうございます。
昨年4月に宮崎県JF共済推進本部長を拝命後、皆様方のJF共済事業へのご理解とご協力により新しい年を迎えることが出来ました。心より感謝申し上げます。本年も心を新たにし、皆様のご期待に応えられますよう全身全霊努めてまいりますので今後ともご指導賜りますようお願い申し上げます。
さて、JF共済の事業基盤であります漁業・漁村を取り巻く環境が依然として大変厳しい状況にありますことは皆様ご承知のとおりで私が申し上げるまでもございません。
このような事業環境のもと、JF共済は「浜の未来へ大きな架け橋 JF共済3か年計画」を策定し、JFが持つ最大の強みである協同の力を発揮し組合員等利用者の生命と財産を守るとともに、保有契約量の減少に歯止めをかけ継続的・安定的な事業基盤を確立し、JF共済事業の健全性強化に向け取り組んでいくこととしています。
そこで、推進本部といたしましては、3か年計画の活動基本方針「@組合員等利用者ニーズに対応した保障の提供」「A万全な共済事業実施体制の確立」「B元気で活力ある漁村・地域づくりのための支援」に基づき、「主役は浜である」の認識のもと漁協役職員はもとより、女性部・青壮年部等のご協力を賜り、各共済種目の計画達成を目指して積極的な普及推進活動を展開しているところでございます。
このような中、基幹種目の「くらし」につきましては自然災害に対する関心の高まりもあり概ね順調に推移しておりますが、「チョコー」につきましては、「新医療共済『匠』」「お宝」等の周知徹底を図るべく積極的な推進活動を展開しておりますが、保有契約の減少に歯止めがかからず大変厳しい状況となっており、第4四半期での巻き返しに期待するところです。
私たちJF共済は、本年も心を新たにして、海に生き、浜に生活する組合員・地域住民の「暮らしの保障」に万全を期すことを通じて、美しい海と漁業を守り、豊かに安心して暮らすことのできる魅力ある地域づくりに貢献してまいる所存でございます。どうか本年も、JF共済に対しまして、皆様の特段のご高配を賜りますようお願いを申し上げる次第でございます。
最後に、皆様方のご健勝と操業の安全及び大漁をご祈念申し上げまして、新年のご挨拶といたします。
宮崎県漁業共済組合 組合長理事 矢部 廣一
児玉 隼人

年頭挨拶

けましておめでとうございます。
皆様におかれましては、気持ちも新たに新年をお迎えのことと拝察申し上げますと共に、漁業共済(ぎょさい)事業につきましては、平素より温かなご支援とご協力を賜わり厚く御礼申し上げます。
さて、漁業を取り巻く環境は、水産資源の減少に伴う漁獲量の低下、魚価の長期低迷、燃油・飼料価格の高止まりなど、依然として厳しい状況が続いております。
また、漁業経営内容の悪化や後継者不足等による休・廃業が続出し、県下の漁業者数は年々減少しており、極めて深刻な状態を迎えております。
このような中、平成23年4月より実施されている国の資源管理・漁業経営安定対策としての「漁業収入安定対策事業」は、計画的に資源管理並びに漁場改善計画に取り組む漁業者を対象として、“ぎょさい制度"の仕組みを活用した「漁業収入安定対策」と漁業経営セーフティーネット構築事業の「コスト対策」を組み合わせて実施されていることは、皆様もご承知のことと存じます。
資源管理・漁場改善計画に参画すると、漁業共済においては共済掛金に対する国庫補助の上乗せが行われ、掛金負担が軽減されることと、漁業共済に一定条件以上で加入することによって、積立ぷらすの利用も可能となります。
日常の浜回り推進においても、漁業者の方々の関心度は日増しに高くなって来ており、平成26年度の積立ぷらすの積立申込金額は5億435万円となり、また、漁業者への払戻金額も2億3,868万円の実績となっております。
また、漁業共済団体では、平成26年度から3カ年にわたって『しっかり加入で安心経営』全国運動を展開中でございます。
運動では、《未加入漁業の解消と補償力の充実》をめざし、最終年度である28年度の推進計画として200億円を掲げ、目標金額の完全達成に向けて、行政機関・漁協系統団体との一層の緊密な連携を図りながら、普及推進活動に積極的に取り組んでまいる所存でございます。
ご承知のとおり、漁業共済事業は不漁や災害時などに対して共済金をお支払いすることで、漁業経営の安定に役立っている制度であることは申すまでもありません。
制度発足から今日まで、全国の漁業者に支払われた共済金は、6,395億円に達しております。
本県では、漁業者が負担された掛金79億円に対して、112億円の共済金を支払っています。
このことは、「ぎょさい」が漁業経営の安定に少なからず貢献していることの証でもあり、漁業共済の果たす役割は、一段とその重要性を増してきております。
県下の漁業者の方々が安心して漁業経営が続けられるよう、漁業共済と積立ぷらすに幅広く加入してくださることを願っております。
終わりに、皆様のご健勝と航海の安全・大漁を心からご祈念申し上げます。
GREETING