水産試験場

W 生産性

X 収益性

【水揚単価】

各西沖操業船の単価推移を見ると、小型化した船(黄色;旧船(75〜90d)、赤色;新船(19d))の単価が向上しているのがわかります。

【売上高利益率】
※利益=営業利益+減価償却費+役員報酬、燃油価格は100円/Lで修正

収益性を判断する指標である売上高利益率は、改革前がマイナスだったのに対し、改革後はプラスに転じました。

X 収益性

【損益分岐点分析】

費用の固変分解により損益分岐点(利益が出る水揚高)を比較すると、改革後は左にシフト(低減)し、収益構造が改善されたことがわかります。左の経営体は変動比率の低下、右の経営体は固定費の低下によるところが大きいことがわかります。逆に言えば、左の経営体は固定費の削減、右の経営体は変動費の低減への取組が望まれます。

Y 経営展望(改善モデル収支)

※「漁業の生産構造と経営展望」(水産庁)では、漁業種類ごとに経営としての継続性の確保が可能となる経営モデルを作成。
作成にあたっては、次の2点を可能とする経営モデルとしているところ。

  • @代船等の基本的資産の投資につき、更新周期20年で更新するための減価償却を可能とすること。
  • A次期投資も要する資金として投資額の20%以上の内部留保を可能とすること。
FISHERIES EXPERIMENT