血液性状の結果を表2に、血漿生化学性状の結果を表3に示しました。「対照区」と比べ「ヘベス添加区」の値は、概ね良い傾向にあり、特に「ヘベス添加区」の血漿総タンパク質及び血漿総コレステロールの値は対照区と比べ有意な差が認められました(p<0.05)。 以上の結果より、「ヘベス添加区」のブリは対照区よりも栄養状態が良くより健康な状態であると考えられました。 破断強度の結果を図1に、普通筋ハンター白色度の結果を図2に、血合筋a*/b*比の結果を図3に、K値の結果を図4に示しました。各指標ともにヘベス添加区は対照区よりも良い傾向にあり、特に褐変程度を示す血合筋a*/b*比や鮮度指標のK値では一部データで有意な差が認められました。このことからヘベス残渣の飼料添加は肉質に良い効果を与えていると考えられました。 [ 前のページ ]|[ 次のページ ]

No.660・661 2014.11.01発行

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