本県の赤潮発生と漁業被害の発生状況について
昭
和58年度から平成29年2月までの宮崎県の赤潮発生件数及び漁業被害件数の推移を図2に示しました。
図2 昭和58年から平成29年2月までの赤潮発生件数及び漁業被害件数の推移
図3 赤潮プランクトン及びその特徴ある動き方
昭和58年度以降宮崎県で漁業被害をもたらした主なプランクトンはカレニア・ミキモトイとヘテロシグマ・アカシオの2種です(図3)。特にカレニア・ミキモトイは漁業に深刻な被害を与えることがあります(図4)。
近年の赤潮発生件数は年間0〜4件と30年前に比べ少なくなっていますが、漁業被害は引き続き発生しており、平成27年はカレニア・ミキモトイ赤潮により漁業被害が発生しました(図5)。平成29年にも、7〜8月に県北の養殖場周辺でカレニア・ミキモトイによる赤潮が1件発生しましたが、幸い漁業被害はありませんでした。
では、次にこのカレニア・ミキモトイについて詳しく紹介します。
図4 昭和58年以降宮崎県で確認された赤潮による漁業被害の件数と被害額
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No.701 2018.3.1発行
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